時は昭和初年。「人のウソが聞き分けられる」能力を疎まれ、生まれ故郷の村を出た浦部鹿乃子。空腹で行き倒れた九十九屋町で、貧乏探偵の祝左右馬と出会い…!?
ある日、俺は電気人間になった――。しがないコンビニ店員・那須忠太の唯一の心の救いは、アイドルのVR映像を観ること。不幸な家庭環境のもと高校を中退し、バイト先でも虐げられている現実を、画面の先の神崎さんはいつも癒してくれる。しかしある時、飲んだくれた母との諍いをキッカケに、彼の体にとんでもない異変が発生し‥‥!?『アポカリプスの砦』『食糧人類』の最強タッグが放つ、衝撃の“電人”サイコスリラー!!
電人Nという作品を読んだ。 食糧人類、アポカリプスの砦を生み出した2人の鬼才(イナベカズ、蔵石ユウ)が贈る他に類を見ない衝撃のサイコスリラーコミック。 コンビニでアルバイトをして暮らす那須忠太は学生時代の同級生(神崎)のアイドル活動を応援していた。 ある日、那須は不慮の事故で命を落とす。 しかし気付けば那須は電子機器をはじめ、電気が通っている全てのものを意のままに操れる実体のない怪物へと変貌していた。 そして、彼は神崎をトップアイドルにするためだけに多くの人間の命を奪い始める。 人為的なものを感じた警察は、二人の謎の天才「スドー」に捜査協力を依頼する。 天才と怪物の攻防が今始まる、、。 主人公であり、悪であるキャラクターの実体が無い時点で発想が新しい。 しかも、それを追う人物が出てくる。 一体どう追い詰めるのだろうか。 今後の展開が全く予想できずにワクワクする。 食糧人類もそうだったけれど、気色悪さがあるのにどうしようもなく続きが気になる作品を描くのが本当に上手な御二方だ。
by ヒノデ (67)【“グロ恋"マンガの 大ヒット作 『今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね』の 榊原宗々による“グロ友"マンガ!!】 絶望的なイジメの日々から僕を解放してくれた君…。 だけど、君が現れてから新たなる地獄の日々がはじまったんだ…。 ねえ、君は一体、何者なの……? 信じられるのは誰…? 戦慄の親友サスペンス!!
「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」という漫画を読んだ。 こちらは、現実的な問題に切り込んだ衝撃的な作品。 日々いじめの標的にされていた主人公(優馬)の前に突如として救世主の様に雨里という青年が現れる。 優馬にとって初めての親友となった彼は、とある秘密を明かす。 「優馬をいじめていたアイツを監禁してるんだ。」 「殺すか逃すかは、優馬が決めていいよ。」 そして、事態はゆっくりだが着実に取り返しがつかなくなっていく。 救いなんて滅多に無い世界で、救われることは幸運だ。 だからこそ大抵の人が、差し伸べられた手には縋ってしまうのかも知れない。 それが最悪な救いだとしても、 きっと手を振り払えやしない。 果たして 優馬の前に現れた雨里は救世主か? それとも闇へと誘う悪魔か?
by ヒノデ (67)