「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!
恋というには強(したた)かで打算というにはあまりに脆い……。浅野いにおが描く、身勝手で切実な十四歳の青春。海の近くの小さな町に暮らす平凡な中学生・小梅。小梅に思いを寄せる、内向的な同級生・磯辺。思いよりも先に身体を重ねてしまった二人。秘密の時間を過ごせば過ごすほど、心の距離は遠ざかっていく――。
情景が美しい。セリフの掛け合いが素晴らしい。言葉がグサグサ心に刺さる。思春期の子供とも大人ともいい難い人間たちの葛藤が胸を締め付ける。自分も若い時は抱えていた出口のないフワフワした暗闇。今思えば何故あんなに悩み苦しんでいたのか… 主人公の2人に起こる事の順序が違えば、タイミングが合えばこの話はどこにでもある純愛ラブストーリーになっていたのか…イヤ、その幻想は大人になった私の願望でしかないな。でもどんな恋だってお互いの血となり肉となり根付いていくんだ。人生なるようにしかならい、思い描いた道と違ってもどんな風に歩んだとしても大丈夫と思える作品だった。 それにしても少年少女が時々見せる大人の表情がドキッとするくらい魅力的で驚く。
by シュン (753)砂がすべてを覆い尽くす世界。砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥くじら”で暮らす少年チャクロは、誰ひとり見たことのない外の世界に憧れを抱きつつ、仲間たちと変わらぬ日々を過ごしていた。そんなある日、突然漂着した廃墟船の中で、チャクロは1人の少女と出会う…。
とても惹きつけられる世界観。 不思議で、ワクワクする。オリジナリティに溢れていて、雰囲気も良く、続きが気になるストーリー。 ・1巻 入りから惹きつけられた。皆で死者を送り出すシーン。祝詞のようなものを口ずさむ面々、異能力らしきもの、茫漠な見開き。バックグラウンドを知らない状態なので、謎に心が躍る。記録係である主人公のチャクロがあまりにも女の子っぽすぎて違和感はあるが、キャラデザに妙な儚さと艶っぽさがあってかなりいいなと感じました。内容としてはプロローグ。泥クジラに住むサイミア持ちの子供達「印」が偵察に向かった先で、1人の女の子に出会う。そしてその子を連れて帰ったのが原因か、皇帝陛下と呼ばれる者の僕の兵士が泥クジラを襲いに来た。 謎が謎を呼ぶ展開。これからが楽しみ。
by ヴァッハ (210)雪深いりんごの国に婿入りした雪之丞。昭和の激動から離れ、北の家族と静かに巡る四季は親を知らない彼の中になにかを降り積もらせてゆく。それは冬、妻の朝日が寝込んだ日。雪之丞の行動が、りんごの村に衝撃を与えた。
緑峰山(りょくほうざん)の天狗の娘、秋姫(あきひめ)は、下界で母親と暮らしながら中学校に通っている。お山で修行にはげむ幼なじみの瞬(しゅん)ちゃんから、天狗になるための修行をするようにいわれるが、断り続ける毎日だ。そんな秋姫の心の中は、同級生の「タケル君」のことでいっぱいなのだが…。ヘンテコ青春ファンタジー!!
恋なんて、自分には必要ないものだって、思ってた――。 ちっちゃくてうすっぺらな体型がコンプレックスの、小枝つぐみ(高1)。 ある日、隣のクラスの瀬名マサムネに、偶然自分の身体を見られてしまい……!? 自然体でまっすぐなマサムネと一緒にいると、 ずっとずっと隠してた、ホントは「女の子」でいたいっていう気持ちが、どんどん膨らんできて……。 “見守りたい恋愛”度、別フレNo.1♪ すべての恋愛不器用女子に贈る、純情☆スローステップ・ラブ! 恋なんて、自分には必要ないものだって、思ってた――。ちっちゃくてうすっぺらな体型がコンプレックスの、小枝つぐみ(高1)。ある日、隣のクラスの瀬名マサムネに、偶然自分の身体を見られてしまい……!? でも、自然体でまっすぐなマサムネと一緒にいると、ずっとずっと隠してた、ホントは「女の子」でいたいっていう気持ちが、どんどん膨らんできて……。すべての恋愛不器用女子に贈る、純情☆スローステップ・ラブ!
男女逆転セックスラブコメディー! 清楚で可愛らしい容姿で、付き合ってきた人もそれなりにいる、普通のOL美月。しかし、彼氏に頭をポンポンされたり、優しくほほを撫でられたり、胸キュン台詞を言われても、ときめくどころかゾワッとしちゃう…! 「普通の女の子の幸せ」を楽しめず、誰と付き合っても長続きしないままに、美月は24歳となっていた――。そんな美月が「今度こそは!」と思って付き合いだした、さわやかなエリート商社マンの彼氏・篠宮(28)。この完璧な好青年との出会いが美月の中に眠っていた本性を呼び起こす――!?
ある国に息づく残酷なしきたり。 それは“影武者として生きること――”。 場末の芝居小屋で役者をしていた少年・ロバートは、王位継承権をもつ王女・エリザベスの影武者として声をかけられる。 “絶対生きて帰ってやる――” 回り始めた運命の輪に、ロバートは飲み込まれてしまうのか?
醜い私よ、さよなら。 容姿が原因でいじめを受け、両親にも虐待されてきた芹。 ある日、芹は大学一の美女・誘花に声をかけられ、 次第に仲良くなっていく そんな時、芹の両親が家事で死亡。多額の保険金を手にするが、 お金があってもこの容姿の限り人生は変わらないと嘆く芹に 誘花は整形の提案をしてきて―――