人類の生存圏を脅かす「魔物」。史上最年少で賢者の称号を持つキースは、魔物を討伐する騎士団に所属していた。しかし、無能な上官と揉め騎士団を追放されてしまう。キースが左遷された先は騎士学校。教師となったキースは、生徒たちを常識はずれな強さへと育て上げていき…。最強教師と、無敵を目指す生徒たちの騎士物語。待望のコミカライズ第1巻!
驚愕・壮絶・戦慄の問題作。恋が殺意に侵される――美しくもグロテスクなダーク・ラブ≒サスペンス。神城卓が片思いの相手・花園魅香に出会った時、ふとよぎったのは「花園の喉元を傘で突き破る」という明確な殺意のビジョンであった。残虐で、残酷で、残忍な世界に囚われた少年が、抗いの果てに辿り着くのは希望か、絶望か!? “恋”が“殺意”に侵されてしまう病・ID。その存在は、聖夜の凄惨な事件をきっかけに大きく知れ渡り、世間を恐怖へと陥れる。一方、ID感染者を救う鍵が“花園”にあることが判明し、すべての人間から追われることになった神城卓と花園魅香は、共に死ぬ道を探すためたった二人で逃避行を始める――。
烏丸和歌は囲碁が大好きな13歳! プロ棋士だった祖父から碁を教わり、年齢も性別も関係なく人とつながれる楽しさを知る。そんなある日、若手天才棋士の鷺坂総司に出会い、身も魂も削る対局に感銘を受けた和歌は自分もプロ棋士になる事を決意する!
※こちらのレビュー文はYouTubeで音読したものの 文字起こしになります https://youtu.be/7MVUIv2hUwU 本日ご紹介するのは 囲碁マンガです え? ヒカルの碁? いえいえ…ヒカ碁も言うまでもなく 傑作で大好きですけどね。違うんですよ こちらは少女漫画史上 初めて囲碁を題材にした キュンキュンしちゃう傑作ラブコメ。 おじいちゃんに教わった囲碁。 そのプロを目指す13歳…に見えない大人びた容姿の中学生 見た目は大人 中身は子供 黒髪ロングが特徴の烏丸和歌(からすま・わか) 彼女は独創的な碁を打ち 「相手に最も響く一手」を追及する子。 そしてそんな和歌が 一手を最も響かせたいお相手は 既に名人リーグ入りを果たしているプロで 4歳年上の17歳 ツンツンツンツンツンデレ師匠の鷺坂総司(さぎさか・そうじ) そう13歳と17歳。 このふたりの年の差 師弟ラブコメ。 この作品の一番の魅力は表情、ですね。 うん、実はもう表紙の和歌ちゃんのリンとした顔に ジャケ買いしたんですけど 大正解でした 特に碁を打ってる時のね ゾクゾクするような鬼気迫る顔がねぇ え?あれ?あの…女の子ですよね…?って顔が いいんですよ 囲碁のルールはヒカ碁で なんとなーくざっくりと知ってる… いやこれ知ってるって言ったら ダメなレベルの自分ですけど この漫画、囲碁を題材にしてるんですけど ほとんど説明がないんです なのに面白い。 碁が全然わからなくても面白い。伝わってくる。 これはほんと、凄いことですよ。 いや一応、碁がわかんないって子も配置して もちろんきちっと監修の方もついてますし ざっくり入門編的な説明はあるんですけれど・・・ そしてコミックスのおまけの1/4スペースで もうちょっと碁については詳しくやってて そっちでも 教え子と先生のスピンオフラブコメが展開してるんで 最高なんですけれど おいといて。 本編の方。この漫画の恋愛以外の部分も魅力的で 囲碁に関わる人たち。その人間ドラマを 色濃く熱く描いているんですよね。 だからね、さっき言った表情が良いってのが 最高に活きてくる。 あの 性格や生き様って 囲碁の打ち方に出るんだそうです。 たとえば主人公の和歌はどんな石も捨てられない子。 ぜんぶ守り切りたい。だから弱い。 けど、だから 強い。 守りたいものがある。進みたい道がある。 親には碁は反対されている。 それでも大好きな師匠と打ちたい。 そんなまっすぐな、まっすぐすぎる想いがイキイキと 瑞々しく描かれていて 何度も言いますが囲碁ぜんぜんわからなくて読んでるのに 対局の描写に心が躍るんです。命を削るようなやりとりに、 その気迫に圧倒されて燃えるんです。 そして恋愛としては、そんな主人公の和歌を 好きになっちゃう子がぞろぞろ出てきます はじめに名前を出した 囲碁以外の私生活が ダメ人間すぎるツンデレ師匠・鷺坂総司を筆頭に 和歌と関わりたいがためだけに 囲碁をやっているヤンデレ幼馴染など 個性豊かな面々が登場します。 もちろん和歌への想いだけでなく それぞれのキャラクターの囲碁への関わり方が みんな違って、みんな良い。 それぞれに 違った魅力的なドラマがあります。 そしてね、これ1巻もいいんですが 2巻から爆発的に面白くなるんですよ 巻数が進むごとに尻上がりに面白くなっていくので ぜひね、2巻までは読んで頂きたい作品ですね
by 相田コメゾウ (268)