江川達也さんの作品の書影

江川達也

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作品数:29

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プロフィール

江川 達也(えがわ たつや、1961年3月8日 - )は、日本のテレビタレント、漫画家。愛知県名古屋市千種区出身。愛知教育大学教育学部卒業。男性。

江川達也の作品

一覧
『東京大学物語』の書影

東京大学物語

3.29

6277

発刊: ~

完結・全34巻

新刊通知

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東大を目指す学年トップの村上直樹。GFの水野遥と仲良く二人で東大合格!のはずが…!?大人気、偏差値81のラブコメディ!!受験生必読!!

魔法の呪文「トッテモコマッタンガー」を偶然の一致で唱えてしまい、失敗ばかりの魔法使い「タルルート」を呼び出してしまった小学生「江戸城本丸」が主人公。 次の話に続くこともありますが基本的に一話完結型のギャグ漫画です。 作者の江川達也はいろいろ批判の声が多い人物ですが、本作を読んでいるとあの江川達也がこれほど高レベルの作画で、しかも週刊連載を何年も続けていたなんて信じられない思いがします。 本作は絵こそ荒いですが力強く、一コマ一コマに勢いがあって読んでいてすごく楽しい作品でした。 氏の最近の作品や言動から批判する気持ちは十分分かるのですが、本作については紛れなく名作です。 本作はドラえもんへのアンチテーゼを謳っていたが、結局は模倣に終わったと作者は自己評価しています。 ですが、ドラえもんへのアンチテーゼと言われると納得する部分が多いです。 確かに話の展開は似ていて、のび太やジャイアン、スネ夫、しずかちゃんポジションと言えるキャラクターが登場するのですが、本丸はのび太くんと違い、タルの不思議な魔法の力を使って勝利するのではなく、魔法の力で特訓をして、努力に努力を重ねて苦手を克服し、勝ってしまう、そして人として大きく成長する物語となっています。 少年誌らしからぬエロ展開が多いのも特徴の一つです。 後発のジャンプ漫画に比べるとぬるい展開ではあるのですが、女の子が体を洗うタオルに憑依してしまう、魔法のメガネで服が透けて見えるなど、当時の小学生男子にはドキドキの展開が多かったです。 ネタバレはしたくないので細かく書きませんが、最終回直前の展開がかなり熱く、少年誌らしい燃える展開でした。 ラストは打ち切りだそうなのですが、それを感じさせない余韻を残した終わり方になっています。 大変きれいなスッキリとした、そしてタルルートらしい良い最終回だと感じました。 本作を読むと、もう本当に最近の江川達也はどうなってしまったのかと思います。 本作は現在の氏が想像できないほどハイクオリティーでメッセージ性に溢れ、熱い、素晴らしい作品です。

by うにたべたい (525)
『魔動天使うんポコ』の書影

魔動天使うんポコ

3.21

981

発刊: ~

完結・全4巻

新刊通知

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▼第1話/幸福の天使がやってきたポコ▼第2話/海の中はステキだポコ▼第3話/野球でも幸せをつかむポコ▼第4話/ドロボーって、幸せポコか?▼第5話/ペットって、とっても幸せポコ▼第6話/ゴルフで幸せになるポコ

『GOLDEN BOY 2』の書影

GOLDEN BOY 2

908

発刊: 2011.02.18 ~

既刊2巻

新刊通知

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『日露戦争物語』の書影

日露戦争物語

3.16

842

発刊: ~

完結・全15巻

新刊通知

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劣勢だった日露戦争で、日本を絶体絶命の危機から救った、大日本帝国海軍中佐・秋山真之(あきやま・さねゆき)作戦参謀。彼を主人公にした、史実に基づく壮大なストーリー。明治7年、秋。四国・松山に秋山淳五郎真之という6歳の少年がいた。淳五郎をはじめとする侍の子供たちは、武士が職を失ってすぐのこの時期、町人の子供たちにいじめられていた。だが淳五郎はどんな仕打ちを受けても決しても怯まず、仲間を助け、相手に立ち向かっていく…。

日露戦争の名参謀として第一艦隊の旗艦・戦艦三笠に乗艦、ロシアのバルチック艦隊の迎撃作戦を展開し、日露戦争の我が方の勝利に大きく貢献した海軍軍人「秋山真之」を主役に吸えた歴史漫画。 秋山真之が主役というと「坂の上の雲」が想起されますが、本作はそのコミカライズなどではなく別作品です。 ストーリーは、松山城下町で暴れ回る秋山真之(淳五郎)6歳の頃から始まります。 いじめっ子たちを権謀術数で従え、松山一のガキ大将となった淳五郎と、後に「日本騎兵の父」と呼ばれる兄の秋山好古、親友の正岡昇(正岡子規)の幼少期から、二宮忠八、白川義則、南方熊楠などと出会い、大きな世界のうねりに飲まれず突き進んでゆく様が描かれています。 基本的に史実に基づきますが、特に序盤はエンターテイメント性の高い表現がされていて、楽しく学べるものとなっています。 秋山真之だけではなく同時代の歴史上の偉人達にもスポットがあたっていて、一時期秋山真之らを教えていた高橋是清や、正岡子規の学友だった夏目漱石などなどについて逸話や人物像が挿入される作りになっていて、とても楽しめます。 また、清国から独立し近代化を目指していた金玉均らのクーデター、その顛末も脇道に逸れる形で描かれるなど、同時期の世界の動きも描かれています。 作中に描かれる内容は並大抵の取材、知識で得られるものでは無い、大変情報量が多くて為になる内容だと思いました。 私見となりますが、右でも左でもなく、ただ史実をわかりやすく面白く伝えようという感じがしました。 この手の題材は思想が偏向しがちな感じがしますが、マンガ的表現を加えることで一歩下がった見方ができているので、歴史を学ぶために手に取るにもオススメします。 ただ、残念なのは終盤で、タイトルにあるの日露戦争に入る以前の、日清戦争が終戦する前までですっぱりと終わってしまいます。 日清戦争に入ってからは文字の比率が圧倒的に多く、背景は銃声の「パンパン」という文字で埋められています。 内容の濃さは変わらず、日本側の軍人の考え、動きや、軍関係者、特に明治天皇陛下の心中の描写まであり、凄まじい量の努力が裏にあったと感じられ、興味深く読みましたが、大衆向けのエンターテイメントではなく、興味がある人向けの難しい内容になっています。 歴史に興味がある人には凄く夢中になれると思います。 何せ日本だけではなく清国側の軍人達についても描かれていて、字が多いとはいえマンガ形式で読めるのだから、これは他にはない名著と思います。 それ故に途中終了してしまったのが残念。どんどん一般向けでなくなっていったので、仕方ないのかもしれないですが。 作者の江川達也氏は、氏に対する批判の声も多いですが、本作については描ききれていない点については残念と思うものの作品自体は素晴らしいので、多くの人に読んで欲しいと思います。

by うにたべたい (525)
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作品レビュー

一覧

3.0

21巻まで読みました

1〜4、8〜14、18、20、21がない

まじかる☆タルるートくん

レビュー(43)件

完結・全21巻

4.5

15巻まで読みました

日露戦争の名参謀として第一艦隊の旗艦・戦艦三笠に乗艦、ロシアのバルチック艦隊の迎撃作戦を展開し、日露戦争の我が方の勝利に大きく貢献した海軍軍人「秋山真之」を主役に吸えた歴史漫画。
秋山真之が主役というと「坂の上の雲」が想起されますが、本作はそのコミカライズなどではなく別作品です。

ストーリーは、松山城下町で暴れ回る秋山真之(淳五郎)6歳の頃から始まります。
いじめっ子たちを権謀術数で従え、松山一のガキ大将となった淳五郎と、後に「日本騎兵の父」と呼ばれる兄の秋山好古、親友の正岡昇(正岡子規)の幼少期から、二宮忠八、白川義則、南方熊楠などと出会い、大きな世界のうねりに飲まれず突き進んでゆく様が描かれています。
基本的に史実に基づきますが、特に序盤はエンターテイメント性の高い表現がされていて、楽しく学べるものとなっています。
秋山真之だけではなく同時代の歴史上の偉人達にもスポットがあたっていて、一時期秋山真之らを教えていた高橋是清や、正岡子規の学友だった夏目漱石などなどについて逸話や人物像が挿入される作りになっていて、とても楽しめます。
また、清国から独立し近代化を目指していた金玉均らのクーデター、その顛末も脇道に逸れる形で描かれるなど、同時期の世界の動きも描かれています。
作中に描かれる内容は並大抵の取材、知識で得られるものでは無い、大変情報量が多くて為になる内容だと思いました。
私見となりますが、右でも左でもなく、ただ史実をわかりやすく面白く伝えようという感じがしました。
この手の題材は思想が偏向しがちな感じがしますが、マンガ的表現を加えることで一歩下がった見方ができているので、歴史を学ぶために手に取るにもオススメします。

ただ、残念なのは終盤で、タイトルにあるの日露戦争に入る以前の、日清戦争が終戦する前までですっぱりと終わってしまいます。
日清戦争に入ってからは文字の比率が圧倒的に多く、背景は銃声の「パンパン」という文字で埋められています。
内容の濃さは変わらず、日本側の軍人の考え、動きや、軍関係者、特に明治天皇陛下の心中の描写まであり、凄まじい量の努力が裏にあったと感じられ、興味深く読みましたが、大衆向けのエンターテイメントではなく、興味がある人向けの難しい内容になっています。
歴史に興味がある人には凄く夢中になれると思います。
何せ日本だけではなく清国側の軍人達についても描かれていて、字が多いとはいえマンガ形式で読めるのだから、これは他にはない名著と思います。
それ故に途中終了してしまったのが残念。どんどん一般向けでなくなっていったので、仕方ないのかもしれないですが。

作者の江川達也氏は、氏に対する批判の声も多いですが、本作については描ききれていない点については残念と思うものの作品自体は素晴らしいので、多くの人に読んで欲しいと思います。

日露戦争物語

レビュー(3)件

完結・全15巻

4.2

21巻まで読みました

魔法の呪文「トッテモコマッタンガー」を偶然の一致で唱えてしまい、失敗ばかりの魔法使い「タルルート」を呼び出してしまった小学生「江戸城本丸」が主人公。
次の話に続くこともありますが基本的に一話完結型のギャグ漫画です。

作者の江川達也はいろいろ批判の声が多い人物ですが、本作を読んでいるとあの江川達也がこれほど高レベルの作画で、しかも週刊連載を何年も続けていたなんて信じられない思いがします。
本作は絵こそ荒いですが力強く、一コマ一コマに勢いがあって読んでいてすごく楽しい作品でした。
氏の最近の作品や言動から批判する気持ちは十分分かるのですが、本作については紛れなく名作です。

本作はドラえもんへのアンチテーゼを謳っていたが、結局は模倣に終わったと作者は自己評価しています。
ですが、ドラえもんへのアンチテーゼと言われると納得する部分が多いです。
確かに話の展開は似ていて、のび太やジャイアン、スネ夫、しずかちゃんポジションと言えるキャラクターが登場するのですが、本丸はのび太くんと違い、タルの不思議な魔法の力を使って勝利するのではなく、魔法の力で特訓をして、努力に努力を重ねて苦手を克服し、勝ってしまう、そして人として大きく成長する物語となっています。
少年誌らしからぬエロ展開が多いのも特徴の一つです。
後発のジャンプ漫画に比べるとぬるい展開ではあるのですが、女の子が体を洗うタオルに憑依してしまう、魔法のメガネで服が透けて見えるなど、当時の小学生男子にはドキドキの展開が多かったです。

ネタバレはしたくないので細かく書きませんが、最終回直前の展開がかなり熱く、少年誌らしい燃える展開でした。
ラストは打ち切りだそうなのですが、それを感じさせない余韻を残した終わり方になっています。
大変きれいなスッキリとした、そしてタルルートらしい良い最終回だと感じました。
本作を読むと、もう本当に最近の江川達也はどうなってしまったのかと思います。
本作は現在の氏が想像できないほどハイクオリティーでメッセージ性に溢れ、熱い、素晴らしい作品です。

まじかる☆タルるートくん

レビュー(43)件

完結・全21巻

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