『さんかれあ』『綺麗にしてもらえますか。』等のはっとりみつる先生の最新作。 年4回の季刊誌、しかも一話が少ないので刊行ペースは少なくとも2年。否が応でも次巻が待ち遠しくなります。 本作は、とある島に暮らす女子中学生が都会からやってきた女子中学生と遭遇するところから始まります。 島に伝わる"かいじゅうさん"の伝承と、2人の間で起きる"かいじゅうさん"絡みの現象。伝奇モノの百合作品です。 見開きの美しさや恥ずかしがる表情のかわいさ、何より夏の田舎感が画面から迸ります。さすがははっとり先生。 また、2人の距離が近づくまでの物語のテンポがちょうど良くていいところで次巻。 2巻、楽しみです。
by せーふぁ (1046)満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が 忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
「勝つ事こそ剣の道」という逸刀流統主・天津に両親を殺された少女・凜は、仇 討ちのため、身に血仙蟲を埋め込んだ不死身の男・卍を助っ人にする。異形・残 虐・悲運……様々な殺人者たちが交錯し葬られる、凄惨な剣戟活劇。これが「ネオ 時代劇」だ! 第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品。