中学2年の2学期。英二と直彦の学校に転校生がやってきた。それは、英二が小学校の時に仲良しだった泉。3人で過ごすうちに新たな関係が芽生え…。そして、時が経ち英二たちは高校生になり――。
小学生の柳は超完璧少年だったが、転校生・九条が現れ、勉強・運動で惨敗! 柳は人生初の挫折を経験し、九条への雪辱を誓う。同じ中学、高校に進学する中、「惚れた方が負け」という言葉を耳にし、柳は九条を惚れさせようと決意する。十年に渡る二人の勝負(ラストゲーム)が、今始まる!!
「小笠原さんって何してる人なんですか?」「何って…えっと…ニート?」「ニートぉ?」「え?え?ニートって何?」「や…ニートっていうか…(めんどくせー)」「何歳なんですか?」「25。」「25!?25で無職なんですか?それ男としてどうなんですか?」「…あ、そうだよね。労働は国民の義務だよね」「あ!じゃあウチの八百屋で働けばいいよ」「リコは黙ってろ!!」「えー!?」「えーっと…あの…ニートだけど収入はあるんで…ご心配なく」「親のスネかじってんですか?金持ちのボンボンってことですか?」「え?あれ?そっか…そうなるのか」「ていうか小笠原さん、カノジョいない歴何年ですか?」「え?ええっと…カノジョは…いたこと…ない…かな」