1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。
デビュー50周年 記念復刻版!! 少女漫画界の永遠の色あせない名作『ポーの一族』の著者によるSFの名作『11人いる!』のムックを完全復刻! カラーページや綴じ込みポスターまで再現しています。大判で読めるので読みやすくまたどこか懐かしい2色刷部分もそのまま再現しています。【収録作品】*「11人いる!」*「続・11人いる! 東の地平 西の永遠」 【編集担当からのおすすめ情報】 コミック用紙の手触りも懐かしく、大判でときめく復刻版です!かつて購入してたけれど今はもう手元にないという方、そんなムックが出版されていたことも今回初めて知ったという方、「11人いる!」をまだ未読という方、どうぞぜひお手元にお迎えください。