山本 直樹(やまもと なおき、1960年2月1日 - )は、日本の漫画家(大学時代は同人漫画家活動も実施)。北海道松前郡福島町出身。北海道函館中部高等学校、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。劇画村塾3期生。水瓶座、血液型AB型。主に青年漫画を執筆。別に、成人向け漫画を執筆する「森山 塔」(もりやま とう)、「塔山 森」(とうやま もり)の名義がある。自身のバンド「ブレメン」(旧スロラナSPブレメン)ではボーカルとギターを担当。都内ライブハウスを中心に活動。
鈴木一郎(父)が単身赴任から帰ってみると、母はアルコール漬け、姉はクスリで朦朧としセックスやり放題。しかも、家のなかには不良が入り込んで好き放題をやっていた。すっかり荒廃した家庭を見た父は半狂乱になり…。愛と平和、セックスと暴力――「家庭」こそが、第3次大戦の戦場だった。大反響を呼んだ20世紀最高最後のネオ・ホームドラマ!!
革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない――。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく普通の若者達が、矛盾に満ちた国家体制を打破するため、革命運動に身を投じていく。それは、正しいことのはずだった……。激動の学生運動の行き着く先とはどこなのか!?全ての世代に捧げる、若き革命家達の青春群像劇。雑誌収録時から全ページにわたり、加筆修正した完全版!!
山本直樹が、ペンネーム森山塔で書いていた官能作品集! 『レッド』で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、『ビリーバーズ』『ありがとう』等、数々の傑作を生み出し、今や巨匠となった山本直樹。デビューしてからの数年間、ペンネーム「森山塔」で書いていた作品群を、山本直樹自身のセレクトで復刊。巻末には、初めて森山塔時代をじっくり語る最新インタビュー、山本直樹による森山塔作品解説も収録! 山本直樹の原点がここにある! これを読まずして山本直樹(森山塔)は語れない!! 『森山塔選集(1巻、2巻)』『塔山森選集』の、全3巻シリーズで発売。▼収録作品:私はピアノ semiconcert version / 私はピアノ upright version / さまよえる魂 / 明日なき暴走 / 転校生 / 体育館物語 / PRELUDE TO DEMACOOVA 大密林のおかず / デマコーヴァ / 夏の思い出 / 恐怖の便所キノコ / みんな夢の中 / 海辺の情景 / 薬じかけのオレンジ / はのないうさぎのくち / 僕の地下室へおいで / 山本直樹インタビュー
「恋っていうんですか? そういう境地」経営難の小さな印刷会社を営む若き2代目社長カズシは、工員のノボルが機械で指を切断して以来、数奇な運命に呑まれていく。少年時代の封印された記憶がフラッシュバックするなか、謎多き魔性の女・ミツコと出会い……。様々な伏線がダイナミックに収斂していく松尾スズキのストーリーと、繊細かつ妖艶な山本直樹の筆致が融合するコラボレーション。傑作コミック、待望の新装・新編集版。
この十余年に描かれた膨大な作品群から、もっとも重要な短編を作者自らセレクト。書き下ろしの解題では、創作の背景や自身のルーツが仔細に明かされる。山本直樹の精髄が凝縮された異彩の書。「何度も読みました。私の中の女が、犯されたような気持ち。ズルい」西加奈子(作家)