青年実業家の透野隆一は南米のマフィアから2人の美少女殺し屋を買い付ける。翠と藍と名付けらた彼女たちは透野の命令で、彼の妻子を殺した人間を狩ることに。だがその道行きで別の殺し屋女子たちと出会い、事態は思わぬ方向へ加速していくのだった…。
制服に憧れて天羽学院に入学した紗和。しかし、そこは元男子校でクラスは男だらけの無法地帯だった!!イジワルばかりする彼らに紗和は反抗して…?
【デジタル着色によるフルカラー版!】非ヒロイン属性の杏子(あんず)の前に現れた魔法使いのリリ。愛するゲームやお菓子、猫を没収された杏子に与えられたのはイケメンたちが迫り来る少女漫画のような夢の生活…!?
ゲーム・チョコ・飼い猫のモモヒキさえいれば恋愛ごとはどうでもいい!そんな非ヒロイン属性の杏子が魔法使いのリリに巻き込まれ、強制的に恋愛をさせられるハートフルなラブコメ。 「古より伝わりし絹で作ったんか⁉︎」のようにツッコミの語彙の選び方が秀逸すぎて、コメディ要素がとにかく強い作品。リリの魔法で起こる強制ラブイベントに意地でも引っかからまいと、変なところに必死なところも杏子らしい。 非ヒロイン属性ではあるが心優しく、逞しい杏子。個人的に女なら友達にしたいし、男なら惚れてるし、好印象すぎてとにかく好きになると思う。 設定当初からラブイベントに巻き込まれているヒーローのひとり・香月くんの過去編は感情移入しまくりで泣きそうに。女の人からのストーカーがどれほど恐怖か、幼い香月くんの表情や言動から痛いほど伝わってくる。 そのストーカー事件からの解決、女嫌いの香月くんが杏子のことを好きになる流れまでとにかく完璧だった。が、結局どちらとも付き合うところまでいかずにご想像にお任せしますハッピーエンドなのが、またこの作品らしい終わり方で読了感が最高。
by れとれとさん (961)戸亜留市の隣町にて、最強の名をほしいままにしていた中学生・寺門仏陀。彼は、恋をしたりダチとバカやったりフツーの青春がしたいと、ケンカをやめて新設校の鳳仙学園に入学するが…!? “殺しの軍団”鳳仙学園誕生秘話!!
みにくいアヒルの子・次五郎が手にした翼は魂宿った伝説の妖車“S13”。それは、ナンパ成功率100%の、人呼んで「ラブマシーン」だった!!高速道路のサービスエリア。目指すは「ココで一番目立つこと」!白い翼を持った運命の相棒・シルビアに乗って石川次五郎、いよいよ公道デビュー!!ラグ系、VIP、ヤン車も勢揃い!『カメレオン』の加瀬あつしが、全ての愛すべき「車バカ」に放つ、天下無敵カーアクション!
"カメレオン"の加瀬あつし先生の作品。 カメレオンの次に連載されていた"ポリ公マン"は短期で終了したため、実質カメレオンの次回作という印象です。 無類の車好きで、エンジン音だけで車種を当てることができる特技を持つ「石川次五郎」が主人公。 ある日、バイト先の洗車場に現れたVIPカーチーム「加麻呂」の会長「岡田秀樹」の愛車"プレジデント"に微細な傷をつけたバイト仲間を庇い、次五郎は岡田と溜まり場のSAでナンパ勝負をすることになる。 だが、運転は下手で自分の車持っていない次五郎は、なけなしの50万で買える車を探すが、その50万も鬼兄「石川九州男」に使い込まれてしまう。 途方に暮れる次五郎だったが、九州男の案内で訪れた解体屋で見つけたスクラップ寸前のS13シルビアに運命的なものを感じる。 そのシルビアが魔性の"妖車"で、次五郎を乗り手に選んだシルビアが様々なミラクルを起こしてイカれた公道ジャンキーを相手取り大活躍する展開です。 運とハッタリでヤンキーの頂点にのし上がる"カメレオン"とストーリーのフォーマットとしては似ていますが、決定的に異なる点として、次五郎は向上心があり、シルビアにおんぶ抱っこの状態から脱却すべくドライビングテクニックを努力で身につけます。 また、ストーリー中盤よりケンカも弱いわけではないことが判明し、彼のかっこいいシーンがあります。 中盤以降は運転技術についてシルビアに頼ることもほぼ無く、彼の成長ドラマともいえる作品かと思いました。 ただ、ギャグの下劣さは本作も健在で、最低のオヤジギャグが隙あらばねじ込まれています。 そのおかげでテンポよく読みやすいですが、女性には読ませられない男向けの内容だと思います。 キャラは多いですが、過去キャラも大事にして終盤までちゃんと見せ場があるのもよかった。 "カメレオン"を読んで良かった方には本作もおすすめします。
by うにたべたい (528)