芸能プロダクションのチーフマネージャー・伊倉一葉は、ケガをした部下の代わりに急遽ドラマの現場へ行くことに。そこで一葉は、初めて会った自社の新人俳優・青の圧倒的な存在感に衝撃を受ける。以後、期待をかけ続けるが、青からは一向にやる気が感じられない…。そんな中、一葉は青の“秘密”を知ってしまう。
芸能プロダクションのチーフマネージャー・伊倉一葉は、ケガをした部下の代わりに急遽ドラマの現場へ行くことに。そこで一葉は、初めて会った自社の新人俳優・青の圧倒的な存在感に衝撃を受ける。以後、期待をかけ続けるが、青からは一向にやる気が感じられない…。そんな中、一葉は青の“秘密”を知ってしまい…?どんな困難も二人三脚で乗り越えていく芸能界恋愛ドラマ! 「読み書き障害」で青くんはどんなに辛い思いをしてきたのだろう…。いつ何時も「やる気がない」「がっかりした」と言われ続けてきた青くんの心理描写に心臓がグッと掴まれました。そんな中、一葉と出会って、ふたりで乗り越えようと様々なことを試したり努力したりしているバディは見物です。ひとりじゃ難しくても二人なら百万力だよな…。 悔しい・辛いなどの細かい表情の変化を上手に描き分けていられるので、とても作品の世界に没入しやすいなぁと思います。 「一人で生きていけそう」と言われたアラサーヒロイン×「読み書き障害」持ちの駆け出し年下俳優ヒーロー。キャラクターの組み合わせはどこか見たことがありますが、お仕事ものとして、ストーリーもしっかりしている+恋愛ものとしての演出もばっちりなので、王道ではあるものの大変満足感のある作品です。
by れとれとさん (961)不安が募ると夜を呼んでしまう少女とその担当医・レイ。魔法と幸せがいっぱい詰まったふたり暮らし。「あなたが夜を呼ぶのは“光”を思い出すため」。不安が募ると辺りを暗闇に染めてしまう病気を持つ少女・ミラ。その病を治すため、心優しき医者・レイとともに森の奥で暮らしている。空から降ってくる星をジャムにしたり、自信をつけるために早起きを頑張ったり、小さな日常をひとつずつ大切にすることで、ミラはかつての自分を徐々に取り戻していく。しかしある日、夜の病気に興味を持ったレイの友人がふたりの元に現れ、ミラを不安にさせる……!すぐには治らない病、その壁に立ち向かっていく患者と医者のヒーリング・ストーリー。心の温度が直に伝わってくる人物の表情や、呼吸をしているかのように瑞々しく描かれた植物たち。確かな表現力を持つ三星たまの、初の単行本。読切&ショート・ショート8本を収録した、『星の子どもたち 三星たま短編集』も同時発売!