加奈

交通事故で生死の境をさまよった大学生の上村陸。奇跡的に一命をとりとめ、驚くほどの回復力で退院した陸の前にぬいぐるみのような狛犬が現れる。怪しみながらも、「あなたを助けた主に会わせる」と狛犬に導かれた神社には、横たわる神様・白銀がいた。幼い日の陸に一目惚れしたという白銀は、成長し事故にあった陸を救うため、己の力を陸に分け与えたことで衰弱していた。口づけをすれば、陸の中に移った白銀の力を戻せるというが、陸が口づけるたびに「しなくていい」と頬を赤く染める白銀のことが陸は気になりだして…!?★雑誌掲載時のカラーを完全収録!!★★電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様★★

「お前がっつきすぎ！」　俺には可愛い弟が二人いる。一人は3つ下の実弟・樹。もう一人は樹と同じ年で幼なじみの聡だ。俺が大学生になり、二人が高校生になってもそれは変わらないと思っていた。が、最近聡の様子がちょっとおかしい。『反抗期か思春期か？　仕方ない、にーちゃんが力になってやろう』　そんな軽い気持ちで話を聞こうとしたら、なんと聡が「弟として見られたくない、特別になりたい」とキスをしてきて──!?

「どんなに好きになったって、俺はただの協力者――…」高校2年の田尾が放課後に目撃したのは、友人の染谷とその恋人・二村がキスしているところ。さらに追い打ちをかけるように、無表情で空気が読めないド天然先輩・藤江が、このタイミングで二村に告白すると言い出した！　どう考えても無謀で意味不明な藤江の行動に田尾はつい口を出してしまい、「告白作戦」を手伝うことに!?　けれど一途で真っすぐな藤江の想いに触れるうちに、田尾の中でほのかな恋心が芽生えはじめて――…

「あんたじゃなきゃ嫌だ」大学受験に失敗し、周囲の憐みが嫌になっていた頃、姉ちゃんが連れてきた家庭教師、それが加藤さんだった。世の中全員敵に見えていた俺にとって、ストレートな物言いで接してくる加藤さんの隣は居心地が良かった。そして、いつしか“どうしたらこの人に意識してもらえるのか”考えるようになっていった。４年間加藤さんを見ていて、彼の想いが姉ちゃんに向いているのを知っても俺は必死だった。姉ちゃんが彼氏と別れないよう祈るくらい……。そんなある日、加藤さんから「付き合ってみる？」と提案されて━━？

腐女子な社会人が転生したのは、前世でプレイしたBLゲームの主人公の「弟」。兄は攻略対象キャラの一人と結ばれたあとのようで……。推しカップルの「その後」や、失恋した攻略対象キャラたちがどう立ち直るのかなどエンディングの先を見られるなんて、このポジションは美味しすぎる!!!!　でも、プレイしていた時には弟なんて出てこなかったけど!?　描き下ろし番外編「壁になりきったら推しカプの秘め事が見られました」も収録!!