恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラが繰り広げる直球青春物語。
トラウマから笑えない少年・忍者<しのは>、表向きはエリート会社員ながら裏では組を牛耳る極道<きわみ>。そんな2人が出会った時、300年にわたる忍者<ニンジャ>と極道<ゴクドウ>の殺し合いの炎が熱く燃え盛る!孤独を抱えた漢達による、情熱と哀切に彩られた命のやり取り。決めようか…忍者と極道、どちらが生きるかくたばるか!
古参にして唯一の舞菜ヲタ「えりぴよ」。収入のすべてを舞菜に貢ぎ、自分は常に高校時代の赤ジャージ。舞菜への愛で鼻血が出てしまう…伝説の女。「推しが武道館ライブまで駆け上がってくれたら…自分は死んでもいい」そこまで深い愛をアイドルに注ぐファンの想いが報われる日は来るのか!?『まんがの作り方』の平尾アウリ最新作は「アイドルとファンの百合」。アイドルヲタあるあるネタ満載のめちゃめちゃ楽しい作品ですが、裏テーマは「純愛」です!
北海道北見市に転校してきた四季 翼は、真っ白な銀世界で1人の“ギャル”と出会う――。氷点下でも生足で、距離が近くて、方言バリバリ! そんな“なまらめんこい彼女(ギャル)”と贈るロマンチック道産子ラブコメ、開幕
勤めてた会社が倒産してしまった灰原が、次に就職した先はメチャクチャ恐い金融屋。やり手の先輩社員・桑田の下にへばりついて、金が金を産む金融業界のウラの仕組みを知っていく灰原。「自分の天職はこれだ!」とばかりに大阪一の金融マンを目指し、気合いを入れてガンバるが…、世の中そんなに甘くない。初めての追い込みに苦悩するは、地面師に騙されるは、離婚の修羅場に立ち会わされるは……、果てはソープに女を沈めるなんていう仕事までやらされるはめに――。▼目次1発目 会社が倒産してもうた2発目 払わん方が悪いんじゃ!3発目 カモが荷物まとめて夜逃げした!4発目 たとえ逃げてもカモはカモや!5発目 金さえ払ろたら文句ないわい!6発目 最後に一発,かましたろ!7発目 ババ掴まされてしもたがな!8発目 金融屋が泣き寝入りすると思うなよ!9発目 追い詰めたぞ!!10発目 ナニワの借金返済法!
鉄道に関連した舞台で退会される様々な物語を描いたオムニバス形式の作品集です。 タイトルの通り"鉄道"に関した"少女漫画"で、車両の名前や実際の路線が登場しますが、衒学趣味的なものはなく、鉄道ではなく人が主人公の物語となっています。 鉄道とは関係が深いのですが、鉄道マニアや鉄子が登場する訳ではなく、鉄道を舞台に出会いや思い出を描いた、一話完結型の物語となります。 とはいえ、実際の鉄道路線が舞台のため、鉄道好きにもおすすめの内容だと思います。 全7話収録されています。 各話の感想は以下のとおりです。 ・浪漫飛行にのっとって 小田急ロマンスカー「さがみ」の車内が舞台です。 主人公はスリ師の女の子で、寝ている男性から財布をスリ取ろうと手を伸ばしたが捕まってしまう。 その男性はスリ師の女の子に、突き出さない代償として別の車両に乗っている女の人の額に"肉"と落書きするよう依頼するが、というストーリー。 ブラック企業勤めで妻とろくに会話もできなかった情けない男性のお供をしてしまったスリ師の奇妙なトラブル話が、ロマンスカーのダイヤ情報と絡んで、おもしろいと思いました。 ・彼の住むイリューダ ずっと好きだったが思いを伝えられないままだった女性が、ちょっとしたアクシデントでその彼の住む街の最寄り駅・入生田(イリューダ)を訪れる話。 伝えられない思いと裏腹に取ってしまった行動で心残りのまま去っていくが、箱根登山鉄道のダイヤと鉄道のシステムに絡めた落ちがさすがと思いました。 ・立体交差の駅 立体交差型の駅「厚木駅」を舞台にした恋愛ドラマ。 恋愛ドラマといっても登場人物は女性同士で、電話での痴話喧嘩を聞いてしまった女子高生「みずほ」が、自分の悩みとともに、その二人と深く関わっていく展開です。 最後は大団円で、爽やかな物語でした。 ・青と白のリーム "立体交差の駅"の続きの短話。 女子野球のピッチャーであるみずほの試合を、"立体交差の駅"で仲良くなった相手が見に来る話。 本作は特に鉄道とは絡まない、日常の一コマです。 ・木曜日のサバラン 妻のリクエストで帰宅中サバランを買うために立ち寄った洋菓子店に、"奥"があることを知り、そこへ踏み込むと、そこでは男たちが鉄道模型を鑑賞していた。 なんとなく妻に言い出せず、秘密を作ってしまった男は、毎週木曜日、サバランを買うついでに"奥"へ通うようになる、という展開です。 最後はなんとなくいい話にしていますが、自分勝手で人の大事なものや時間を壊した妻の言動がちょっと許せないと思いました。 なお、本作は"鉄道少女漫画"の続刊、"君曜日"にスピンオフします。 ・夜を重ねる 小田急「片瀬江ノ島駅」を舞台にしたストーリーです。 この短編集の中では一番好きな話です。 30過ぎで3年以上付き合った彼に浮気された女性が、その龍宮城のような駅で偶然であった女性と仲良くなり、お互いの経緯について話す展開で、とてもキレイでいい話だと思いました。 ・ある休日 ある日の小田急に乗り込んだ男がみた人々の姿。 これまでの短編の登場キャラクターのその後が、電車が進むたびに過ぎ去っていくように描かれています。 肝心の主人公の男は誰か、というと、最後はそうきたか、という感じでとても良かったです。
by うにたべたい (528)剣闘奴隷として育った男、エイギルにはたぐいまれなる戦闘の才能があった。奴隷剣士から成り上がり、敵を斃し女を抱きながら王国を設立!?戦乱の時代、今、ひとりの男の覇道がはじまる!