男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?
桜小路かのこ待望作、1・2巻、同時発売! 江戸時代、遊郭吉原――――。 親を亡くした武家出身の朱音(あかね)が自ら身を沈めたのは、大見世・曙楼。 高利貸しの若旦那で頭の切れる色男・近江屋惣右助(おうみやそうすけ)との出会いが、朱音の運命を突き動かす!! ここは地獄か極楽か・・・艶やかな吉原物語が今、動き始める・・・――――!!!!
1966年には兄である平田弘史が南條範夫原作『駿府凄絶大仕合』を手がけ ているが、平田の描いたこの劇画は駿河城御前試合第二試合以降の話を元にした ものであり、平田版では「無明逆流れ」は収録されていない。弟であるとみの描 いた本書は寛永6年9月24日、駿河大納言徳川忠長の面前で行われた駿河城内の全 11組の真剣試合の第一試合にあたる。また、現在「チャンピオンRED」で連載 中の『シグルイ』の原作でもある。 『美童記』は五代将軍綱吉の頃の物語である。徳川家は五代目を重ね天下はすこ ぶる泰平。しかし風俗は壊乱、男色大流行の世相をみせた時代である。そしてこ の物語はそうした時代に悲しくも容姿端麗に生まれてしまった男の時代に翻弄さ れながらも己を貫く姿を描き出した作品である。