不安が募ると夜を呼んでしまう少女とその担当医・レイ。魔法と幸せがいっぱい詰まったふたり暮らし。「あなたが夜を呼ぶのは“光”を思い出すため」。不安が募ると辺りを暗闇に染めてしまう病気を持つ少女・ミラ。その病を治すため、心優しき医者・レイとともに森の奥で暮らしている。空から降ってくる星をジャムにしたり、自信をつけるために早起きを頑張ったり、小さな日常をひとつずつ大切にすることで、ミラはかつての自分を徐々に取り戻していく。しかしある日、夜の病気に興味を持ったレイの友人がふたりの元に現れ、ミラを不安にさせる……!すぐには治らない病、その壁に立ち向かっていく患者と医者のヒーリング・ストーリー。心の温度が直に伝わってくる人物の表情や、呼吸をしているかのように瑞々しく描かれた植物たち。確かな表現力を持つ三星たまの、初の単行本。読切&ショート・ショート8本を収録した、『星の子どもたち 三星たま短編集』も同時発売!
大企業の社長・兎角。彼には2つ悩みがあった。1つは会社の経営不振、もう1つは10年間EDであること。ある日秘書の海名がEDを直すと連れてきた謎の女性に椅子に縛り付けられズボンを脱がされそうになる兎角。何とか止めさせ海名になぜそんなことをしたのかを問うと「社長のEDが始まった時から会社の業績が悪化している。EDを直せば業績は回復する」と驚きの回答が返ってくる。そして海名が連れてきた女性こそ、高額の報酬と引き換えにED完治率100%を誇る「夜のナイチンゲール」だった。海名とナイチンゲールの間で「社長のEDを治せば1億円」という契約が(社長の意見を無視して)結ばれ兎角とナイチンゲールの熱い戦いの火蓋が切って落とされる!!