鈍感な2人のドキドキ能力検証コメディー! 一度でいいから誰かに頼られたい高校一年生の水戸くん。そんな彼をはじめて頼ってくれた夢咲さんはまさかの「能力者」だった! 一年後来る隕石を止めるため、毎日与えられる能力を検証する彼女は超ポンコツ! でも、とってもかわいいのです♪ 水戸くんと夢咲さんの能力検証ライフは甘酸っぱくも責任重大ッ! 鈍感な2人のドキドキ「能力検証」コメディー、ここに開幕です!
この作者お得意の異能力モノがうまく活かされた一話完結のドタバタラブコメディ 「うえきの法則」「サイケまたしても」では個人的に能力の設定のガバガバさ(少年漫画的バトル漫画ではよくあるが)が気になってしまったが、この緩い作風には結構うまく作用しているというか、ギャグとして完結しているためかその適当さが気にならないようになっています。 なにより、毎回ヒロインの能力が変わりそれに振り回される主人公というこのラブコメの構図は、目新しい面白さはないが、ベタに頭空っぽにして楽しめるような賑やかなノリなので、安心感を持って読むことができます。 しかし、メインキャラにいまいち愛着が湧かないのは少し気になる点で、ちょっと捻った口調やデザインのせいなのかどハマりするほどのキャラクターの魅力はないのが、この手のコメディとしては致命的なのでは 加えて恋敵的立ち位置のキャラも設定がツッコミどころ満載なのはさておき、やはり推しになれない絶妙にツボを押さえきれていないのも、この漫画の地味さ、そこそこの印象で終わってしまう残念な点。 少年漫画のお約束のラッキースケベ要素も無駄といえば無駄で、このようなディフォルメがちな絵柄では意味をなしていないのも気になります。 ギャグに特化してるわけでもなく、キャラ漫画としても弱い、登場人物たちの関係性もうまく絡んでいないためラブ要素も強くない、可愛らしい絵柄でエロも薄い、緩い作風で地球を救う設定もシリアスにはできない、全体的に惜しい、ある意味難しい作品です。
by サ (580)プリンターから生まれた新種の生物と同居はじめました。いつかどこかの未来で、生体プリンターから出力されたすこしふしぎ(SF)な生物と暮らすショートコミック。【目次】第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話第12話第13話第14話第15話第16話おまけ1おまけ2電子限定特典
2巻既読。 ユルい日常の外側に見え隠れするハードな世界観。 おまけが本編(?) 近未来の日本、柴犬を作るつもりがなぜかモチモチの謎の生き物を生み出してしまった主人公の佐藤。 モチモチの謎の生き物は生物的に「プリンタニア・ニッポン」と名付けられ、佐藤は「すあま」と命名しペットとして飼い始めます。 いきなり日本の近未来っぽい世界が提示され、その背景の説明はひとつもないので、世界設定は佐藤の暮らしぶりや置かれている状況から推測するしかありません。 察するに暮らしのほとんどをコンピュータに管理された閉鎖世界、ディストピアでしょうか。 そんな作品にありがちなダークな描写は一切なく、ただひたすら佐藤とすあまのほのぼのした暮らしが描かれます。 『ゆけ すあま』は可愛くて和みました。うちにもプリンタニア・ニッポンほしいです。
by せーふぁ (1046)「近所に世界の全部がある―――」ハダカで笑って、ゆっくり泣いて、近くの遠くまで散歩しよう。きっと大切になる、10年の月日と17つの物語。《収録作》『ハダカヨメ』ひとり裸で家事を楽しむ妻。そんな秘め事を知らぬ夫。結婚2年目の夫婦が直面する知られざる小さな大事件。『はっぱの人』離婚して失意に沈む男が頭に葉っぱの生えた店員に助けを求める。葉と愛の発生の瞬間。『サイコンクエスト』ママの再婚相手が現れた。決戦は誕生日。パパを忘れられぬ子が勇者となる成長譚。他、多数の作品を240ページの大ボリュームでお届けします。『このマンガがすごい! 2020』(宝島社)オトコ編 第9位『パンダ探偵社の』の著者・澤江ポンプが贈る最高のユーモア。