『岳』の石塚真一、最新渾身作!! ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、 川原でサックスを独り吹き続けている。 雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。 「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」 努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。 無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は 仙台、広瀬川から始まる。
大は世界へ!! 欧州編開幕!! 止まるわけにはいかない宮本大は、 単身ヨーロッパに渡る。 降り立ったのはドイツ・ミュンヘン。 伝手も知人もなく、ドイツ語も知らず、 テナーサックスと強い志があるだけだ。 「世界一のジャズプレーヤーになる・・・!!」 練習できる場を探すところから始まる挑戦。 大の音は、欧州でも響くのかーーー
森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
「デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246)) 」 著者 松山ケンイチ 発行人 角南攻 発行所 株式会社 白泉社 発行年 2006年6月5日 初版第1刷発行 2008年8月2日 初版第23刷発 定価 505円+税
生まれ育ったマイアミで暮らし、地下ライブハウス「あなぐら」でバンドを組んで歌うグランパは両親に早くに死なれ、育ててくれた祖母とも4年前に死に別れた天涯孤独の身。顔は悪いが仲間に恵まれ、売れないが好きな歌を歌い、友達が世界中に散らばっていて、毎日楽しく暮らしている。 そんなグランパはある日、自分の朝食を盗んだ浮浪児のような少年と出会う。13~14歳くらいに見えるが、行くところがないらしい少年を引き取って暮らし始めるが、実際は少女でリューという名前だったことがわかる。無口で、自分の考えを話さず、ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」を口ずさむだけだ。 二人で海岸を散歩しているとき、飼っているオウムが誤って空気銃で撃たれ、死んだかと思ったリューが突然家に帰ってしまう。様子がおかしいと感じたグランパは、リューの思いを放とうと、前座で好きなように歌を歌わせてみる。朗々と歌うリューにグランパも観客も驚いたが、具合が悪くなり、途中で舞台を降りてしまう。 リューが病気なのかもしれないと思い、偶然知り合った医者に診察を依頼すると、リューについて意外なことが判明する。それは…