仕事に疲れきった「社畜」のナルさんと訳ありの「家出少女」ユキちゃん。 傷を抱えた二人が寄り添い合いながら、新婚さんのような同棲生活を繰り広げる作品で、この二人の関係性がとても良いんです。 社畜生活で割と病み気味なナルさんですが、持ち前の明るさと大人としての責任感でユキちゃんをぐいぐい引っ張っていきます。 そんなナルさんに合わせ、安らげる場所を作ろうと背伸びしながら頑張るユキちゃんは健気で、時折見せる年相応なところもすごく可愛いです。 境遇は重ためですが、ストーリーはナルさんのヤケクソ気味な社畜ネタを軸に明るいギャグで進んでいくのでスラスラ読めます。 夜遅く帰ってくるナルさんに合わせて一緒にご飯を食べたり、たまの休日にはお出かけしたり。 そんな感じに進んでいく二人の日常が愛おしいです。
by ごわごわ (3)「業務上の理由で 今、死んでる場合じゃない」 優秀だが仕事が断れず、社畜状態の栞にある日、生真面目でウブな死神がとり憑く。 予定された命日より早く過労死しそうな彼女に死神は世話を焼き始め…!? 世話焼き死神と真性社畜女子の社畜ラブコメディ!!
Twitterで話題の尊い幼女幽霊マンガ、待望の単行本化! 社畜の伏原さんが夜中まで仕事をしていると 心配になって家に帰らせようとする幽霊ちゃん。 「タチサレ…」と言いながら お手伝いしたり差し入れをくれたり あまりの尊さに荒んだ心は癒されまくり。
とあるブラックな広告代理店で働く小林翼。社畜な毎日でついに限界を迎え、退職しようと決意した日、彼女のチームに赴任してきたのはいかにもエリートなイケメンの…オネェ課長・鬼塚珠紀だった!! ブラック企業に屈しない物言いと男女両方の視点での柔軟な思考…。こんな時代に求められる理想の上司は“オネェ”だった!? 全国の社畜の心を救う、ハートフルお仕事コメディ!
およそ5年の日々を共に過ごした男と少女。これは、ふたりと彼らにまつわる人々のその後のお話。高校を卒業し、社会人として洋菓子店で働く優里。夏の休日に、ある目的を持って遠出するのだが…。一緒に生きていく決意を固めた優里と東根の「それからの1年」を描く待望のスピンオフ!
本編『社畜と少女の1800日』の1800日後のアフターストーリーを描く、本作『社畜と少女のエトセトラ』。 優里ちゃんと東根さんのその後を見届けたい気持ちと、読み終えたくない気持ちのせめぎ合いが凄かったです。涙涙でした( ; ; ) 基本的に主要な女性キャラのその後を描いているのですが、その中でも印象的だったのは優里ちゃんの中学時代の担任。 優里ちゃんはじめ大人びていたキャラクターが多いなかで、『エトセトラ』でも変わらないスタンスな彼女がなんとも言えませんでした。 こんなにいつまでもこの世界を眺めていたいと思える作品はあまりなかったです。忘れた頃に、またふたりの1800日を見返したいですね。
by せーふぁ (1046)