板場広志さんの作品の書影

板場広志

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プロフィール

板場 広志(いたば ひろし)は日本の漫画家。他に板場広しというペンネームでも活動している。青年漫画(主に「広志」名義)の他に成人向け漫画(主に「広し」名義)を描く。本名の「伊多波広」名義でアニメーターとしても活動していた。

板場広志の作品

一覧
『社畜と少女の1800日』の書影

社畜と少女の1800日

3.57

3624

発刊: 2017.9.1 ~

完結・全13巻

社畜が少女と暮らしたら…!? 独身リーマン×けなげ女子中学生、ひとつ屋根の下! 休日出社に徹夜、朝帰りが当たり前の激務な職場で働く東根将彦。ある日、彼を訪ねて来たのは高校の同級生の娘だという少女、優里だった。「母親が迎えに来るまで」という約束のもと、同居を始めた二人だが…!? 年の差ゆえのギャップに戸惑いつつ、時に大人の事情を交えて季節をわたる、ふたり暮らしの日常。

『北島さんの難儀な日常』の書影

北島さんの難儀な日常

3.00

799

発刊: 2013.9.3 ~

完結・全3巻

さすらいのアルバイト、北島さん。彼女の「時間外」は…!? 貢がせ女、DQNカップル、ストーカー、NTR男…あなたの周りにもきっといる、困った奴らを一撃必殺!!! やられたら…やり返すんですよ。

『脱オタしてはみたものの』の書影

脱オタしてはみたものの

3.02

778

発刊: 2015.10.1 ~

完結・全3巻

奇跡的にできた人生初の彼女(非オタク)との未来を守りぬくため、脱オタクを決意しサラリーマンになった台東は、大ファンだったアイドル声優と運命的な出会いを果たしてしまう。昔の仲間の加勢もあり、封印していたオタク魂が再び滾りまくる台東だが…!?

アヤシイ不動産屋「日暮不動産」に務める下っ端社員・実川。ヒトクセあるお客たちの赤裸々ライフに実川はタジタジだが、一番のクセモノは「他人の生活のニオイ」に欲情しちゃうヘンタイ女社長だった!!日々、搾り取られる実川の受難の日々が始まる!

売れるためには手段を選ばず…アイドルの卵達の過激な日常を描いた「ボクらのお姫サマ」。隣人の果てなき欲望を描き、女性の怖さ満載の「隣の奥さん」。絶対に営ない秘密の過去を持つOLが陥った罠は? 「彼女の黒歴史は蜜の味」。…など女性たちの性に関しての貪欲さ、激しさ、腹黒さを大胆な筆致で描いた珠玉の短編集。

「社畜と少女の1800日」から1年後を描いた「社畜と少女のエトセトラ」を経てーー描きおろし短編「いつかの14歳」13Pを加え、ついにシリーズ完全完結! 少女は成長し、母親の同級生だった男と恋仲に。共に生きていく決意を固めたふたりの、1年ごとの丹念な日録。いったんは解消した同居を再開し、睦まじく暮らす優里と東根。優里にとって大きな節目となる「その日」がやって来て…。 ※本電子書籍は『社畜と少女のその後【単話版】1 20歳の誕生日』『社畜と少女のその後【単話版】2 21歳の二人旅』『社畜と少女のその後【単話版】3 22歳のご挨拶』『社畜と少女のその後【単話版】4 23歳の佳き日』を収録しております。重複購入にご注意ください。

『17歳からやり直すプロポーズ』の書影

17歳からやり直すプロポーズ

3.00

(1件)

発刊: 2022.7.2 ~

既刊3巻

「高校生の時に あなたを好きになっていたらよかった…」不可解な言葉と共に、最愛の彼女にプロポーズを断られた治。その後、事故に遭った彼は、高校時代へタイムリープしてしまう。彼女を見つけて結ばれようとする治だったが、もう一度出会った彼女は双子で…!?最愛の人と結ばれるために、高校時代に戻って彼女と“初恋”のやり直し!(※本電子書籍は『17歳からやり直すプロポーズ【単話版】』1~8の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)

作品レビュー

一覧

3.8

13巻まで読みました

過酷な現場で社畜として働く中年サラリーマンが、事情により女子中学生の少女と同居することとなってしまうという作品。
作者はエロ漫画畑出身で、設定もエロゲーまがいですが、内容は極めて真面目です。

主人公の「東根将彦」は、ゲーム業界に務める中年独身のサラリーマンです。
彼は、入社以来欠勤したことはなく、会社に何日も泊まってプロジェクトを遂行する根っからの社畜です。
ある日、彼の高校時代の友人・君島里見の娘と名乗る少女「君島優里」が訪ねてきます。
優里は"将彦を頼れ"というメモを母から預かっており、困り果てた将彦は、「母親が帰ってくるまで」という約束の元、優里と同居生活を始めるという展開です。

作者は成人向け漫画作家として著名な板場広志氏。
本作の掲載誌も成年向け雑誌ということもあり、作中には性的描写がありますが、(当然のことながら)優里のセクシーシーンは無く、基本的に健全です。
将彦は常識的で誠実な人物で、優里に対しては父のような感覚で接します。
そんな将彦と優里の日常や、会社の激務に翻弄される日々が描かれています。

血の繋がらない親子ほど年の離れた男女が同居していること自体が問題ですが、そのあたりもしっかり描かれています。
ある日、将彦の家に警察官がやってくるシーンは、そりゃそうなるよなと思いました。
作品中盤以降は、そのあたりもクリアした形になるので、単に中年リーマンが女子中学生と一緒に住むだけの、危ない作品ではないと思います。
世間一般的に見て好奇の目に晒されかねない、"こういう形の人間ドラマ"であり、面白く読めました。

ただ、中年社畜のはずの将彦は清潔感のあるイケメンで、そこだけアンリアルさを感じました。
見た目腹も出ておらず、肌もキレイです。
徹夜明けとか髪の毛は油でベタベタになってて、道を歩く人皆敵に見えるくらいだと思うのですが、将彦は夜勤中、美人上司とオフィスラブに勤しむので、社畜でいいからこんな職場に入社したいですね。
また、将彦は優里の担任教師と恋仲になるのですが、彼女を以前から狙っていた男性教師の行動が酷過ぎでした。
普通に犯罪者で、どこかで罰が下ると思いきや、その男性教諭の都合のいいように事が運んで、そのままフェードアウトする胸糞展開なので、そこだけは許せなかったです。

ラストは、個人的にはすごく良かったです。
そこに至るあれやこれやを思い返せば、最も祝福すべき着地点だっと思います。

社畜と少女の1800日

レビュー(39)件

完結・全13巻

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