父の死は私の“希望”。虐待を受け育った作者が描くコミックエッセイ。暴力・性的虐待・面前DV・人格否定。――父が私にしたこと。これが、私の日常だった。子どもの頃は、家を出るお金もなければ、歯向かうための腕力もない。虐待する親の元に生まれた私には、耐えるしか道がなかった――。――第1話 日常的なDVと虐待第2話 外面のいい父第3話 よりを戻す両親第4話 狂う母第5話 誰にも言えない第6話 私に流れる父の血第7話 恋愛依存第8話 全ては父のせい第9話 復讐失敗第10話 「私は悪くない」第11話 彼氏に依存する私第12話 自立したい 第13話 結婚そして妊娠第14話 余命僅かの父第15話 虐待の連鎖第16話 子どもは親を選べない第17話 父の死は希望第18話 愛されたかった?第19話 気づいてしまった母の気持ち第20話 ただ普通の幸せが 第21話 自分の人生を取り戻す―――私はただ、普通の幸せが欲しかった。普通のお父さん、普通のお母さんが。★単行本カバー下画像収録★
一般庶民の娘・佐都は恋人の健太からプロポーズされる。健太は芦屋家の富豪・深山家の次男なのだが、佐都は庶民的な健太に親近感を持っていた。しかし健太に連れられていった深山家は佐都の想像を絶する大邸宅だった。厳格な父・圭一により佐都は門前払いにあう。二人は駆け落ち同然で入籍するが…。
「最近いいことないなぁ…なんで私この仕事選んだんだろ」飯島めぐみ、28歳。職業、ゲーム2Dデザイナー。アプリゲームの運営のため、残業を重ねて締め切りに追われる日々。好きなことを仕事にしたはずなのに、色褪せていく情熱。けれど、最近異動してきた後輩・南拓也と仕事が一緒になり…? 繰り返す毎日の中、失った「輝き」を取り戻す。働くあなたにエールを贈る、熱血お仕事マンガ。pixivで共感の嵐の人気作、遂に書籍化! エピソードゼロを含めた30ページ以上の描き下ろしを収録。※デジタル版限定特典:描き下ろしページ1P収録
18世紀フランス革命前夜。平民の出ながら、ベルサイユ宮殿で貴族以上の権勢を誇る“仕立て屋”がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。悲劇の王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
5巻既読。 「仕事しよ」のセリフかっこいい。 18世紀フランス、ひとりの女性が時のマリー・アントワネット専属のファッションデザイナーを目指す歴史漫画。 基本的に登場人物も物語の大筋も史実に沿っています。 内容はわりとゴリゴリの西洋歴史漫画です。 当時のあらゆる考証が細かく、街並みや衣服等の描き込みが尋常じゃないです。 各話の後に作者さんと編集さんの雑談形式で当時の文化や風俗、歴史などが紹介されますが、すっげぇ勉強になります。作者さんは相当な歴オタだそうですが、それも頷ける。 蛇足ですが、史実ベースの西洋歴史漫画といえば、やはり惣領冬美先生の『チェーザレ』を想起しますが、あちらはイタリアが舞台。 フランスといえば『イノサン』ですかね。本作と同時期ですし、『イノサン』にも少しローズベルタンが登場します。 次代のフランスが舞台の歴史漫画といえば本作、になり得るんじゃないでしょうか。 完結まで追いたいと思います。 ちなみに、「マリー・アントワネット」については坂本眞一先生の『イノサン』、惣領冬美先生の『マリー・アントワネット』でザックリとは知っていましたが、アントワネットの結婚のために例の人工橋を作ってオーストリアとフランスの国境を跨ぐシーン、色々な描き方があって少し感動しました。 同じシーンでも描き手が違うと印象もだいぶ違うんですね。主題が違うので当たり前なんですけど、それぞれ見比べるのが楽しかったです。
by せーふぁ (1046)