傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン

磯見仁月

3.49

1577

発刊:2019.07.09 〜

既刊8巻

『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(1)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(2)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(3)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(4)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(5)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(6)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(7)』巻の書影
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(8)』巻の書影
鳩さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.49

25件の評価

5.0

5巻まで読みました

5巻既読。
「仕事しよ」のセリフかっこいい。

18世紀フランス、ひとりの女性が時のマリー・アントワネット専属のファッションデザイナーを目指す歴史漫画。
基本的に登場人物も物語の大筋も史実に沿っています。

内容はわりとゴリゴリの西洋歴史漫画です。
当時のあらゆる考証が細かく、街並みや衣服等の描き込みが尋常じゃないです。
各話の後に作者さんと編集さんの雑談形式で当時の文化や風俗、歴史などが紹介されますが、すっげぇ勉強になります。作者さんは相当な歴オタだそうですが、それも頷ける。

蛇足ですが、史実ベースの西洋歴史漫画といえば、やはり惣領冬美先生の『チェーザレ』を想起しますが、あちらはイタリアが舞台。
フランスといえば『イノサン』ですかね。本作と同時期ですし、『イノサン』にも少しローズベルタンが登場します。
次代のフランスが舞台の歴史漫画といえば本作、になり得るんじゃないでしょうか。
完結まで追いたいと思います。

ちなみに、「マリー・アントワネット」については坂本眞一先生の『イノサン』、惣領冬美先生の『マリー・アントワネット』でザックリとは知っていましたが、アントワネットの結婚のために例の人工橋を作ってオーストリアとフランスの国境を跨ぐシーン、色々な描き方があって少し感動しました。
同じシーンでも描き手が違うと印象もだいぶ違うんですね。主題が違うので当たり前なんですけど、それぞれ見比べるのが楽しかったです。

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