田丸浩史さんの作品の書影

田丸浩史

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作品数:14

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プロフィール

田丸 浩史(たまる ひろし、1970年2月21日 - )は、日本の漫画家、同人作家。大阪府枚方市出身、在住。大阪府立牧野高等学校、大阪商業大学卒業。代表作は『超兄貴』、『アルプス伝説』、『最近のヒロシ』、『レイモンド』、『ラブやん』など。

田丸浩史の作品

一覧
『ラブやん』の書影

ラブやん

3.30

1859

発刊: 2002.5.3 ~

完結・全22巻

ロリ・オタ・プーの三拍子そろった大森カズフサ(25歳)。いかにもティピカルな現代的駄目男のもとへ、愛の天使ラブやん見参!片想いの相手は小学生、この恋を成就させるのは聖なる任務か犯罪か!?成功率100パーセントを誇る愛の天使の前に、史上最低の試練が鼻を刺す、じゃない、そそりたつ、じゃない、立ちふさがる!

『レイモンド』の書影

レイモンド

3.09

412

発刊: 2007.2.4 ~

既刊3巻

女の子よりも男の子たちとスポーツをして遊ぶのが大好きな女子小学生「倉橋瑞希」。 そんな彼女の机の引き出しから、突如、色黒でマッシヴな外人「レイモンド」が現れ、英語で怒鳴り散らかす。 突然現れた外人が現れ下が立つ(understand)などと言い出し危険を感じた瑞希は、母と共に引き出しを縛り粗大ゴミ置き場に机ごと廃棄する。 そんなこんなで、未来から来た海兵隊型ロボット・レイモンドと、瑞希のドタバタの日常を綴ったコメディ漫画。 レイモンドは、将来、歴史的に重要な人物の母となる瑞希を護衛するために未来から来たという設定です。 元ネタとなっているのはもちろん、あの有名な青いタヌキ型ロボットなのですが、原型はほぼ無いです。 強いて言えば、未来のひみつ道具が登場します。 瑞希の股間の"四次元ファスナー"や、"タイムマシン"、"ピストル"などが登場し、銃刀法違反で逮捕されたりしますが、ひみつ道具に頼ったストーリーではないです。 毒の強い女子小学生と、ダメなでかい外人が暴れまわる内容です。 掲載誌が異なりますが、連載時期がラブやんと被っていて、ノリや絵柄がラブやんに非常に似ています。 本作はメガネの女子小学生が主人公に据えられていますが、BPOにケンカを売った感じのロリ・オタ・プーなきっつい隣人は登場しません。 どちらかというと友人の男子小学生の性の目覚めをねっとり描写しているので、それはそれでな諸氏にはおすすめです。 相変わらずな田丸浩史の危険な限界ギリギリアウトな下ネタギャグが展開されるため、(田丸浩史作品は全般的にそうですが)女性にはおすすめできない一作ですね。 全3巻で完結していて読みやすく、長さもちょうどいい感じです。 ラブやん読んでハマった方はこちらも読んで間違いはないかと思います。

by うにたべたい (528)

『レイモンド』、『ラブやん』などを描いた田丸浩史のエッセイ漫画。 アラサーの田丸浩史が、マイフレンドのおっさんたちとエンジョイするという地獄のような内容です。 引きこもりが基本の漫画家の毎日にドラマチックな何かが起きるわけでもなく、ただ飲んだり、たまに散歩したりしたりする日々が描かれます。 田丸浩史も、デフォルメされてたり美少女化されているとかではなく、リアルな下っ腹が出た、毛の生えたおっさんです。 そして登場するキャラクターもおっさん、扉絵くらいはさすがにメガネっ娘が描かれてますが、基本はおっさんがわちゃわちゃするだけの一冊となってます。 例えば、ある日のヒロシは河原で4人で身体を焼くことにします。 河原で集うワイルド集団に通りかかる人は皆びしょ濡れだったに違いないそうなのですが、それはそれとして河原のゴミ箱で集団はエロ本を発見します。 そのエロ本のアップで見えていたおっぱいに、集団はそのおっぱいがキダアヤミだとかサエジマナオだとか、おっぱいソムリエ選手権始めるとか、そんな365日が綴られます。 作中常時こんな感じで、帯のあおりの言葉を借りると"何時もウェットかつワイルド"、そう、ヤツラはウェットかつワイルドです。 何が起きているというわけでもなく、ダメな大人たちによるダメな毎日が描かれるのですが、テンポは良く普通におもしろいです。 20年以上前の作品のため、今となっては古い話題も登場しますが、今読んでも十分楽しめると思います。 ダメな大人には違いないですが、それでも、こんな年齢までワイワイ騒げる相手がたくさんいるっていいなとふと思ったり思わなかったり。 ちなみに、問題発言や問題行動は多いですが、今だと時世的にNGとか、今だと炎上案件となる行動はないと思います。 線引が険しくなり、尖った行動がしづらくなった昨今で、彼らの行動はある意味すっきりするというか、勇気が与えられるような側面もあったりなかったりでした。

by うにたべたい (528)
『課長王子外伝』の書影

課長王子外伝

3.17

334

発刊: ~

既刊1巻

何の取り柄もない中間管理職(課長)の田中王児はロックギタリストとしての過去を持っていた。突如現れた宇宙人レイラは凶悪(?)なエイリアンと戦って欲しいと伝える。何と武器は彼のロックと熱いソウルだった!?

しがないサラリーマンが宇宙をギターで救うTVアニメ『課長王子』のコミカライズ。 コミカライズなはずなのですが、ロックでかっこいい原作の雰囲気は欠片も残っておらず、課長王子を元にしたほぼオリジナル作品と言っていいです。 原作の設定が残っているところはあるので、アニメ視聴後の方がわかるところはあるはありますが、原作未視聴でも田丸浩史のノリがわかってる方は楽しめると思います。 都内の社宅に妻と息子と住む課長補佐・田中王児が主人公。 彼は元ギタリストで、伝説のロックバンド「ブラックヘブン」のギタリストだったが、ヒットが出ずに解散。 元グルーピーの妻にも見限られ、不遇の日々を送っていたが、ある日、宇宙戦争に巻き込まれ、ピック代わりのギザ十で愛機・フライングVを奏でて宇宙を救うというのがアニメ版のあらすじです。 それはそれとしてマンガの方は、社宅で商大節を爪弾くも妻に怒られ、息子はそんな父に影響されてデスボイスで首を小刻みに揺らしながら日がな一日歌うクセがついており、"ギターで宇宙を救った"という妄想垂れ流す夫に妻は限界、そんなドタバタな日々を描いたコメディとなってます。 王児と妻の良子、それとレイラが主に登場します。 宇宙戦艦でギターをうならせるシーンなど無く、ギターを弾いたのは序盤の商大節のみという潔さやよし。 左遷のような形で地球に飛ばされたレイラは拾った万札をネコババし、金欲しさに強盗を計画したり、牢に入れられたと思ったら電気で振動する大人のおもちゃで脱獄を企てるという、原作崩壊もいいところな内容です。 あまりにも堂々と原作崩壊させるので、こちらが本当なんじゃないかと勘違いしそうになるほどですね。 相も変わらぬ田丸浩史流な最低の下ネタギャグのオンパレードですが、テンポは良く楽しく読めます。 一応、アニメ・課長王子のこぼれ話や、登場人物、ストーリーガイドが最後についています。 原作はヒドい(褒め言葉)ですが、元アニメは名作なので、アニメも併せておすすめです。

by うにたべたい (528)
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作品レビュー

一覧

4.1

3巻まで読みました

女の子よりも男の子たちとスポーツをして遊ぶのが大好きな女子小学生「倉橋瑞希」。
そんな彼女の机の引き出しから、突如、色黒でマッシヴな外人「レイモンド」が現れ、英語で怒鳴り散らかす。
突然現れた外人が現れ下が立つ(understand)などと言い出し危険を感じた瑞希は、母と共に引き出しを縛り粗大ゴミ置き場に机ごと廃棄する。
そんなこんなで、未来から来た海兵隊型ロボット・レイモンドと、瑞希のドタバタの日常を綴ったコメディ漫画。

レイモンドは、将来、歴史的に重要な人物の母となる瑞希を護衛するために未来から来たという設定です。
元ネタとなっているのはもちろん、あの有名な青いタヌキ型ロボットなのですが、原型はほぼ無いです。
強いて言えば、未来のひみつ道具が登場します。
瑞希の股間の"四次元ファスナー"や、"タイムマシン"、"ピストル"などが登場し、銃刀法違反で逮捕されたりしますが、ひみつ道具に頼ったストーリーではないです。
毒の強い女子小学生と、ダメなでかい外人が暴れまわる内容です。

掲載誌が異なりますが、連載時期がラブやんと被っていて、ノリや絵柄がラブやんに非常に似ています。
本作はメガネの女子小学生が主人公に据えられていますが、BPOにケンカを売った感じのロリ・オタ・プーなきっつい隣人は登場しません。
どちらかというと友人の男子小学生の性の目覚めをねっとり描写しているので、それはそれでな諸氏にはおすすめです。
相変わらずな田丸浩史の危険な限界ギリギリアウトな下ネタギャグが展開されるため、(田丸浩史作品は全般的にそうですが)女性にはおすすめできない一作ですね。

全3巻で完結していて読みやすく、長さもちょうどいい感じです。
ラブやん読んでハマった方はこちらも読んで間違いはないかと思います。

レイモンド

レビュー(1)件

既刊3巻

4.1

1巻まで読みました

『レイモンド』、『ラブやん』などを描いた田丸浩史のエッセイ漫画。
アラサーの田丸浩史が、マイフレンドのおっさんたちとエンジョイするという地獄のような内容です。

引きこもりが基本の漫画家の毎日にドラマチックな何かが起きるわけでもなく、ただ飲んだり、たまに散歩したりしたりする日々が描かれます。
田丸浩史も、デフォルメされてたり美少女化されているとかではなく、リアルな下っ腹が出た、毛の生えたおっさんです。
そして登場するキャラクターもおっさん、扉絵くらいはさすがにメガネっ娘が描かれてますが、基本はおっさんがわちゃわちゃするだけの一冊となってます。

例えば、ある日のヒロシは河原で4人で身体を焼くことにします。
河原で集うワイルド集団に通りかかる人は皆びしょ濡れだったに違いないそうなのですが、それはそれとして河原のゴミ箱で集団はエロ本を発見します。
そのエロ本のアップで見えていたおっぱいに、集団はそのおっぱいがキダアヤミだとかサエジマナオだとか、おっぱいソムリエ選手権始めるとか、そんな365日が綴られます。
作中常時こんな感じで、帯のあおりの言葉を借りると"何時もウェットかつワイルド"、そう、ヤツラはウェットかつワイルドです。

何が起きているというわけでもなく、ダメな大人たちによるダメな毎日が描かれるのですが、テンポは良く普通におもしろいです。
20年以上前の作品のため、今となっては古い話題も登場しますが、今読んでも十分楽しめると思います。
ダメな大人には違いないですが、それでも、こんな年齢までワイワイ騒げる相手がたくさんいるっていいなとふと思ったり思わなかったり。
ちなみに、問題発言や問題行動は多いですが、今だと時世的にNGとか、今だと炎上案件となる行動はないと思います。
線引が険しくなり、尖った行動がしづらくなった昨今で、彼らの行動はある意味すっきりするというか、勇気が与えられるような側面もあったりなかったりでした。

最近のヒロシ。

レビュー(2)件

既刊1巻

4.5

1巻まで読みました

しがないサラリーマンが宇宙をギターで救うTVアニメ『課長王子』のコミカライズ。
コミカライズなはずなのですが、ロックでかっこいい原作の雰囲気は欠片も残っておらず、課長王子を元にしたほぼオリジナル作品と言っていいです。
原作の設定が残っているところはあるので、アニメ視聴後の方がわかるところはあるはありますが、原作未視聴でも田丸浩史のノリがわかってる方は楽しめると思います。

都内の社宅に妻と息子と住む課長補佐・田中王児が主人公。
彼は元ギタリストで、伝説のロックバンド「ブラックヘブン」のギタリストだったが、ヒットが出ずに解散。
元グルーピーの妻にも見限られ、不遇の日々を送っていたが、ある日、宇宙戦争に巻き込まれ、ピック代わりのギザ十で愛機・フライングVを奏でて宇宙を救うというのがアニメ版のあらすじです。
それはそれとしてマンガの方は、社宅で商大節を爪弾くも妻に怒られ、息子はそんな父に影響されてデスボイスで首を小刻みに揺らしながら日がな一日歌うクセがついており、"ギターで宇宙を救った"という妄想垂れ流す夫に妻は限界、そんなドタバタな日々を描いたコメディとなってます。

王児と妻の良子、それとレイラが主に登場します。
宇宙戦艦でギターをうならせるシーンなど無く、ギターを弾いたのは序盤の商大節のみという潔さやよし。
左遷のような形で地球に飛ばされたレイラは拾った万札をネコババし、金欲しさに強盗を計画したり、牢に入れられたと思ったら電気で振動する大人のおもちゃで脱獄を企てるという、原作崩壊もいいところな内容です。
あまりにも堂々と原作崩壊させるので、こちらが本当なんじゃないかと勘違いしそうになるほどですね。

相も変わらぬ田丸浩史流な最低の下ネタギャグのオンパレードですが、テンポは良く楽しく読めます。
一応、アニメ・課長王子のこぼれ話や、登場人物、ストーリーガイドが最後についています。
原作はヒドい(褒め言葉)ですが、元アニメは名作なので、アニメも併せておすすめです。

課長王子外伝

レビュー(2)件

既刊1巻

3.0

22巻まで読みました

2.3.4.6.7だけある

ラブやん

レビュー(18)件

完結・全22巻

4.6

22巻まで読みました

ロリ・オタ・プーの三重苦を負いながらも、今日も元気にうんこを製造し続ける「大森カズフサ」。
そんな彼の熱い想いがラブセンサーに引っかかり、愛の天使「ラブやん」が見参するも、カズフサの想い人は、近所の小学校に通う小学5年生のモエちゃんだった。
カズフサの恋愛を成功させないことには仕事が終わらないラブやんは、カズフサをモエちゃんにアタックさせるも、不審者と思われ逃げられてしまう。
以降は一話完結型で、決して働かない、性癖も決して曲げないカズフサと、一緒に堕落していくラブやんの明日はどっちだとかなんかそんなんです。

15年の長期連載の間、コミックの売上も良く、ヒット作と呼んでいい作品にも関わらず、内容のヤバさ故か連載中は全メディア黙殺。
アニメ化もせず、お昼の情報番組でも取り上げられない、まさに知る人ぞ知る孤高のマンガと言えます。
まあ30代職歴無しが小学生に熱い視線を送るマンガなんて喧伝するや否や色んなところから怒られるだろうし、しゃーないですね。

いい年した成人男性が、やれ妹が欲しいだのメイドロボが欲しいだの内容はかなり痛々しいです。
オナホールを加工したり、屁かと思ったら思いっ切り身がイキリ発射するストーリーや、かと思えばロリに欲情しオネイニーに勤しむ日々が、ひたすら続きます。その、15年ほど。
連載開始時には25歳だったカズフサも、(作中の時間で)33歳児にまで年を重ねてしまい、その間、キャラクターは増えるものの、進展は一切無し。
むしろ、幼女の目の前でやおい穴を穢される歓びに目覚めるなど、こじらせる方向に成長するため、描かれるのは女性厳禁の世界だと思います。
もちろん私はこういうの大好き。
カズフサの反社会的且つ非生産的な日々は呆れ通り越して憧憬すら感じますね。

ラスト近辺で、もはや熟年夫婦感すら漂っていたカズフサとラブやんが急接近、落ち着くところに落ち着いて終劇します。
最後は数年後のラブやん達が見られて凄く良かった。

傑作です。読む時は大人の目の届かないところで、ベッドの下とか隠して読むといいと思います。

ラブやん

レビュー(18)件

完結・全22巻

4.0

22巻まで読みました

ラブやん

レビュー(18)件

完結・全22巻

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tttmppp

tttmppp
9ヶ月前

3.0

22巻まで読みました

ラブやん

レビュー(18)件

完結・全22巻

3.0

22巻まで読みました

ラブやん

レビュー(18)件

完結・全22巻

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