「小笠原さんって何してる人なんですか?」「何って…えっと…ニート?」「ニートぉ?」「え?え?ニートって何?」「や…ニートっていうか…(めんどくせー)」「何歳なんですか?」「25。」「25!?25で無職なんですか?それ男としてどうなんですか?」「…あ、そうだよね。労働は国民の義務だよね」「あ!じゃあウチの八百屋で働けばいいよ」「リコは黙ってろ!!」「えー!?」「えーっと…あの…ニートだけど収入はあるんで…ご心配なく」「親のスネかじってんですか?金持ちのボンボンってことですか?」「え?あれ?そっか…そうなるのか」「ていうか小笠原さん、カノジョいない歴何年ですか?」「え?ええっと…カノジョは…いたこと…ない…かな」
クズ執事×箱入りお嬢様!? お嬢様、お気をつけて… この男、人間のクズにつき。 箱入りお嬢様の椿に仕える、品行方正な執事・和巳。 しかし、それはあくまでも彼の"表”の顔でしかない。 素顔は女遊びとパチンコをこよなく愛するクズだった。クズでしかなかった。 そんな折、数奇な偶然から和巳は椿に"裏"の顔を見初められてしまう。 恋に盲目となったお嬢様から繰り出される、執拗なまでのラブアタック。 自己保身のため、和巳は椿を拒絶しようとするが、 なぜかうっかり椿にキスをしてしまって…? 奇才・桜田雛が描く、美しくも可笑しすぎる新境地。偏愛系年の差ラブストーリー!!
男装の獣人少女×皇子 皇宮ファンタジー! 大ヒット作『黎明のアルカナ』の世界を受け継ぐ――新たなる物語! 半人半獣の希少種――亜人。 彼らは人間に虐げられ、支配されていた。 亜人の少女・藍月は男と偽り 第四皇子・天耀の“従獣”として皇宮に参内する。 すべては弟の敵…天耀を暗殺するために。 「この地獄のような世界で…まだ喜びに震えることができる。 この男を殺せる…待ち望んだ機会に――!」 しかし藍月が見たのは、天耀の意外な素顔で…! 美しき獣が世界に挑む、新幻想叙事詩、開幕!! 巻末には前作『水神の生贄』の最終回のその後を描いた特別編も収録。
過去作「黎明のアルカナ」の世界観を引き継いだ新たな王道ファンタジーです。もちろん前作を読んでる方が楽しめますが、ここからのスタートでもだいじょうぶ。 半人半獣の亜人は人に支配され、皇族につかえる亜人は「従獣」と呼ばれていました。 「従獣」となり皇子に殺されたと言われる双子の弟の敵をうつために、亜人の少女・藍月は自らを男と偽って従獣として皇宮に入ります。ただ敵と思っていたその皇子は唯一弟の死を悼んでくれた人で、実は他に首謀者がいるということがわかり…という感じでストーリーが進んでいきます。 流石の重厚な作りの世界観と、洗練された絵柄に一気に引き込まれるので、ファンならずとも中華系ファンタジー好きは問答無用でおすすめです!
by ぴよ (97)新米「病児」保育士・桃子の奮闘記! 37.5℃。 それは、保育園にこどもが保育園に行ける、体温のボーダーライン。 こどもが熱を出した。 保育園には預けられない。 病気のこどもを置いて仕事には行けない。 でも働かなくては生きていけない――。 身動きの取れない親たちに手を差しのべる存在、「病児保育士」。 病気のこどもを人に預けて仕事に行くのは果たして“親失格”なのか? 愛情とは 家族とは 親とは―― 答えの出ない問題に、笑わない病児保育士・桃子が真っ正面から切り込む! 最後には必ず笑顔になれると信じて。