新米「病児」保育士・桃子の奮闘記! 37.5℃。 それは、保育園にこどもが保育園に行ける、体温のボーダーライン。 こどもが熱を出した。 保育園には預けられない。 病気のこどもを置いて仕事には行けない。 でも働かなくては生きていけない――。 身動きの取れない親たちに手を差しのべる存在、「病児保育士」。 病気のこどもを人に預けて仕事に行くのは果たして“親失格”なのか? 愛情とは 家族とは 親とは―― 答えの出ない問題に、笑わない病児保育士・桃子が真っ正面から切り込む! 最後には必ず笑顔になれると信じて。
特に美人でもない。特に頭がいいわけでもない。世渡りも上手くない。学校でも、ソフトないじめにあっている。…まぁ、あくまでソフトなわけだけど。家に帰れば、ちょっと太めのさえない母親が待ってる。母親似だと言われる私には、やっぱり母親のように、さえない人生が待っているのだろう…。…だるい。生きてゆくのが、だるい。そんな風に思っていたある日、母の弟で、官能小説家の叔父と、10年振りに再会したのです。幼い頃、母から何度も「近づいちゃダメ」と言われてた叔父さんに。だから私、近づいてみたのです。人生を変えたくて。…おじさんは私に、とても丁寧に「女の使い方」を教えてくれました。とても、丁寧に。人生を変えるほどに。