事故で過去5年間の記憶を失った家路久。自分のポケットにあった10数個のカギをもとに本当の自分と、帰るべき場所をさがす長い旅が始まった……。 ▼第1話/思い出した家▼第2話/アイジンの家▼第3話/元祖(もと)・家▼第4話/男友達(しんゆう)の家▼第5話/人事課・家路課長▼第6話/義妹(いもうと)の家▼第7話/仮面(じぶん)の家▼第8話/スバルの心情●登場人物/家路久(半年前、事故で記憶をとぎれとぎれに失った40代の男)、ヨシコ(家路の現在の妻)、ヨシオ(家路の現在の家庭の子供。家路になついている)、スバル(家路の元娘。反抗的な中学生)、カオル(家路の前妻)●あらすじ/家路は会社から自分の家に帰ってきたつもりだったが、そこは、別れた家族の家だった。その家で暮らしている娘のスバルに過去のことを聞くが、はっきり思い出せない。さらに彼女からお父さんのことがキライだったと言われてしまう……。(第1話)▼家路はまたもや他人の家に上がり込んでいた。そこは、杏子という女性の家だった。杏子は、かつての愛人だった。彼女が原因で、地方に左遷されたことを知った家路は……。(第2話)●本巻の特徴/離婚した元家族や、友人の家を訪ね歩き、過去の自分のことを聞く家路。果たして記憶は戻るのか!? そして、少しも自分の家族と思えないヨシコたちとうまくやっていけるのか!?
“大学近いから”…それだけの理由で後輩・柳のアパートを第二の家にしていた武井は、お礼代わりに遅刻魔の柳を叩き起こし、飯を食わせ、大学に送り出す役目を買って出ていた。友人たちは自分と柳の関係性を変だというし「柳がお前を好きすぎるんだよ」なんて言ってくる。確かに懐かれている自覚はあった。ただ、それに優越感を感じることなく、そんなもんかと流していた。しかし、武井の態度は柳の感情に変化を与えていて…。■コミコミスタジオ&eBookJapanオリジナル特典ペーパーを巻末に収録! ※コミコミスタジオ&eBookJapanオリジナル特典ペーパーの内容は、紙本発売時コミコミスタジオにて配布されたオリジナル特典の内容と同じとなります。