決して忘れられない日付となった3・11。「あの日」から4年の月日が経ったこの国で、ぼくらは、どう「明日」を迎えればいいのだろう…。圧倒的な速度と強度で東日本大震災を描き、ジャンルを超えて衝撃を与えた『あの日からのマンガ』(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)。しりあがり寿は、その後も、絶え間なく起こる諸問題に向けマンガを描きつづけている。朝日新聞夕刊連載4コマ『地球防衛家のヒトビト』に、「福島」へ斬新なアプローチで迫る短篇、紫綬褒章受章を受けて執筆された珠玉の幻想譚など、さらなるバラエティとディープさで、激動の現代日本、その「魂のゆくえ」を描き出す笑いと涙の作品集。 ※電子版は一部のページを改変しております※
◆夢は、あきらめてもいいのです。 「モテたい」「お金が欲しい」「尊敬されたい」 ――そんな叶えられなくて苦しい夢を、 食べてラクにしてくれる王子様が現れたなら......! ? 新星・阿仁谷ユイジのキュート&エロティックストーリー。 ◆救って、私の王子様。 人が見る夢は楽しいものばかりじゃない。 叶えられなくて苦しい夢も、もてあまして泣きたい夢もある。 孵化できないまま10年が経つマンガ家の卵・アサミ、 子育てに疲れ気味のバツイチ独身女・ヤスハ、 高慢ちきで寂しがり屋の小学生・セリナ...... 彼女たちの夢を食べてくれる、超絶イケメンで食いしん坊(胃弱)の王子様が現れた。 彼の正体は、天使? 悪魔? それとも――! ?