大学進学を機に、おばあちゃんの残した家ではじめての一人暮らしをすることになった女子大生・はる。家族もいない、友達もいない見知らぬ町ではるが出会ったのは、個性的すぎるおじさんばかり!ゆるふわな文房具屋さん、皮肉屋な喫茶店のマスター、ドジっ子本屋さん、セクハラギリギリのイケオジ美容師、恥ずかしがり屋の花屋さん、そして謎の小説家……はるの前に次々と登場するおじさんたち。大人への第一歩を踏み出すため、はるはおじさんたちと仲良くなれるかな?/陰キャ女子大生と平均年齢50オーバーのおじさんたちが織りなす町めぐりコメディ、はじまりはじまり~。
漫画家・飛田漱が描く、ご町内のおじさん方と女子大生が織りなす日常系コメディである『ミスターズ ~私の町のおじさんたち~』は、緩い空気感が心地いい馴染みやすさを与えてくれる、ヒーリング漫画です。 全3巻という巻数の少なさ、起伏の少ない物語、適度に抜け感ある絵柄、いずれの要素も読みやすさに貢献しています。 市井の人々の何気ない日々が紡ぐ物語を、抜粋するかのような日常系漫画がお好きな方は、本作もお好みに当てはまるのではと思料します。 平均年齢50代のおじさん達は曲者揃い……という程変なキャラではなく、「こういうおじさんいるなぁ」という性質をデフォルメして付与したような存在です。 各人仲良しではあるものの、当然ながら異なる人生を歩んでいるおじさん達。それは、独身だったり妻子(孫)がいたりといった所からも窺い知れるところ。 物語の中だけでは描ききれない、それぞれの人生が存在していることを想起させます。 やりたいことも夢もない主人公の女子大生・井ノ山春(通称はるちゃん)が抱える静かな悩みは、多くの"普通の"人々にとっては共感できるものであり、私もその一人です。そんな彼女に対し、導く者・老賢者ポジションのおじさん達が人生のアレコレを押し付けがましくなくそっと伝えてくれる様は、思わず「自分にもこんな関係性の年長者がいたらなぁ」とないものねだりしてしまいそうになります。 尤も、おじさん達の中には「若かりし頃は同じくそんなものだった」ということを匂わせてくる人もいますが、どちらかと言うと昔から"確たる自分"という個性を(家庭環境等も要因としています)有する人が多く、参考になるようでならないところもまた、ある意味リアルです。 なんやかんや我が道を行っているおじさん達と、彼らに少しずつ影響されていく主人公の、緩やかな日常の一コマ、是非覗いてみてはいかがでしょうか。
by オレンジ (4)【電子限定描き下ろし付き】私立青嶺学園高等学校。そこは就職率1000%を誇るマンモス校――! そんな進学校に何故か入学できてしまった相原総介だったが、前立腺マッサージの授業や、浣腸シャワーの話題で盛り上がる同級生に大混乱!! 更に謎の“専攻別授業”で、三年生の先輩である江口景と組むことになったものの、「俺に体を委ねていいから」とディープキス&押し倒されて!? 逃げようとする総介に江口は言い放つ! 「ここは通称BL学園。お前は学年1位の“受け”として、鳴り物入りで入学してきたんだ」 晴川シンタ・新境地。学校一のスーパー攻め様×学年1位の新米受けが繰り広げる、剛速球エロコメ開幕です。
異世界に飛ばされかれこれ六年。現在のチカは、強面イケメンで有名な青年騎士ダグラスの“愛玩奴隷”という立場にいる。本来なら夜のご奉仕などもアリアリなのだが、このご主人さま、ワケあって“不能”なため未だチカは“処女”である。実は、ダグラスの下半身を残念なことにしてしまった要因はチカにあった。まだ“少年奴隷”だったころ、捕虜であったダグラスについ強烈な“体験”を刻み込んでしまったのだ……。申し訳ない気持ちは感じつつもこのまま処女ライフを謳歌したいチカは、自分の正体がばれないよう祈る日々。しかしダグラスは、いつしか少年とチカの影を重ね合わせるようになり、チカも自分を丸ごと包み込んでくれるご主人さまの優しさに心が揺れていく。誰が見ても相思相愛なのに互いの誤解がさらに曲解を呼び、周りの人をやきもきさせつつ、もどかしいほど進まない二人の関係。果たして“ご主人さま”は復活し、ハッピーエンドは訪れるのか?