美少女の美玲は、その可愛さゆえ放課後は外出禁止。毎日、家、通学路、学校の繰り返し。でも、ある日、約束を破って初めて1人で乗った電車で痴漢にあってしまった美玲を助けてくれたのは、美玲よりも、小さくて、初めて怖くないと思えた男の子・智だった──。
個性派作家・たらちねジョンが描く、ファミリールーツジャーニー。 これは、母の遺言から始まる俺と家族の物語――。日本から出たこともなかった大学生・大空が、亡くなった母の遺言に従い、彼女の死を友人達へ伝えに欧州へ渡る。そこで出会う、家族の記憶、真実、想いとは…。