「響くんの中の“一番"になりたいなって」 高校生の響は、音楽室で偶然出会った同級生の湊辺に、「ピアノを教えてくれませんか」と懇願され、何故か教えてあげることに。軽そうな見た目に反してピアノの練習に真面目に取り組む湊辺は、話してみれば穏やかで心優しく、どこか大人びた印象の男だった。 二人は次第に距離を縮め、響は湊辺に心の内を見せていく。実は、幼い頃からピアノを習っていた響には、ある“トラウマ"があり、人前で弾く自信がなくなっていたのだ。 悩みを打ち明けた響に、湊辺は優しく励ましの言葉をかける一方で、時折、どこかもの寂しい表情を見せ……
高校の入学式の日に、3年生の天(そら)は突然、新入生の男子から「好き」と言われる。混乱する天だったが、その彼が幼い頃一緒に遊んだことのある央人(おと)だとわかり、さらに「この1年間できるだけ一緒にいさせて」となつかれてしまう。仕方なく央人と一緒に過ごすことになったが、徐々に天は央人に惹かれていく。しかし天は、央人の「好き」は子どもの頃の延長なのではと悩み…? 紺しょーたデビューコミックス、まっすぐ青春ラブストーリー