こうの史代さんの作品の書影

こうの史代

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作品数:18

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プロフィール

こうの 史代(こうの ふみよ、1968年9月28日 - )は、日本の女性漫画家、イラストレーター。広島県広島市西区出身。広島大学理学部中退、2001年放送大学教養学部卒業。比治山大学美術科客員教授。

こうの史代の作品

一覧
『この世界の片隅に』の書影

この世界の片隅に

4.02

7026

発刊: 2008.0.6 ~

完結・全3巻

平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

『長い道』の書影

長い道

3.67

682

発刊: 2009.5.2 ~

既刊1巻

『長い道』の書影

長い道

3.12

421

発刊: 2005.6.4 ~

既刊1巻

日本中に話題と感動を呼んだ映画「この世界の片隅に」の公式ファンブック。 総勢60名以上の漫画家がこの作品への想いを漫画やイラスト、文章等、様々な形で表現。 文化人・著名人からの寄稿文やインタビュー、対談に加え、 片渕須直監督や原作者・こうの史代、のん、コトリンゴら製作側のインタビューも掲載。 ・漫画、イラスト寄稿 青木俊直、磯見仁月、イトカツ、犬山紙子、宇仁田ゆみ、大澄剛、大西巷一、おざわゆき、 おりはらさちこ、川越スカラ座、北崎拓、きらたかし、桐沢十三、紅林直、河野那歩也、小玉ユキ、 後藤羽矢子、ゴトウユキコ、近藤ようこ、さべあのま、篠原健太、菅原敬太、鈴木健也、清野とおる、 仙道ますみ、たかの宗美、高橋留美子、田亀源五郎、武富健治、たなか亜希夫、田中圭一、谷川史子、 ちばてつや、釣巻和、とだ勝之、凸ノ高秀、とり・みき、永野のりこ、西島大介、二ノ宮知子、能田達規、 のりつけ雅春、ひうらさとる、ひらのりょう、広江礼威、ふみふみこ、古谷三敏、星里もちる、 ぽんとごたんだ、村上たかし、森繁拓真、杜野亜希、ヤマザキマリ、山科ティナ、山中虎鉄、山名沢湖、 山本直樹、ゆうきまさみ、吉田戦車、吉本浩二、若杉公徳、私屋カヲル ・寄稿文 いとうせいこう、犬童一心、歌広場淳、小池一夫、水道橋博士、高樹のぶ子、中川大地、 中島かずき、中山七里、西田尚美、松江哲明、柳下毅一郎、竜騎士07、牛山茂 ・対談 ユースケ・サンタマリア×篠原ともえ こうの史代×のん 片渕須直×町山智浩 ・インタビュー 東出昌大 テアトル東京、呉ポポロシアター、福知山シネマ ・ロングインタビュー 片渕須直、こうの史代、のん、コトリンゴ 細谷佳正、小野大輔、新谷真弓、尾身美詞、潘めぐみ、岩井七世 ・映画「この世界の片隅に」好きなシーンランキング ※本文192p(カラー32p+モノクロ160p)

『ギガタウン 漫符図譜』の書影

ギガタウン 漫符図譜

3.09

346

発刊: 2018.0.5 ~

既刊1巻

今度のこうの史代は<4コマ漫画×現代版「鳥獣人物戯画」>! うさぎの家族と周囲の動物たちの日常風景を、ユーモアをたっぷり交えて描いた4コマ漫画。 個性豊かな動物たちは、いつまでも眺めていたいほどチャーミングです。 このキャラクターは、国宝「鳥獣人物戯画」を著者が現代風にアレンジして生み出したもの。 メインの動物はもちろんうさぎ、カエル、さるで、墨の筆致を生かしてのびのびと描かれています。 さらに不思議なサブタイトル「漫符図譜(まんぷずふ)」。 「漫符」とは、目が回ったときのグルグル、ひらめいた時の電球、 動いた軌跡の線など、漫画特有の表現記号の総称です。 著者はその漫符を採集し、「図譜」、つまり事典のように1つずつ解説を付しました。たとえば…… (♪の漫符) 1.(一つだけの場合) 機嫌が良いこと、楽に何かをこなしている様子を表すことが多い。 2.(複数の場合) 実際に音楽が鳴っている様子を表すことが多い。 ――(本文より) そして、漫符1つずつの「用例」が本編の4コマ漫画になっているという仕掛け。 つまり本書全体が本邦初の"漫符事典"になっているのです。

『さんさん録』の書影

さんさん録

3.16

318

発刊: 2006.2.6 ~

通常版・他1作品

幻のこうの史代作品が待望の初書籍化! 表題作は、人間界から帰れなくなった悪いかっぱの少女ねね子が巻き起こす日々の騒動を愛らしく描くオールカラー漫画。本作のほか、描き下ろしスケッチコラム「かっぱ紀行」や未書籍化の漫画、イラストも収録。

『こっこさん』の書影

こっこさん

3.19

226

発刊: 2005.1.4 ~

完結・全1巻

小学生のやよいが、ある日、帰り道で出会ったのは、目つきの悪いニワトリ“こっこさん”。以来、毎日がとっても楽しくてとってもこわい!? 一人と一羽のドタバタでのほほーんな日々!! 文化庁メディア芸術祭大賞受賞作家が贈るスローライフコミック!! 収録作品:こっこさん / こっこ草 / こっこ風 / こっこ装 / こっこ邸 / こっこ校 / こっこ宝 / こっこ流 / こっこ友 / こっこ島 / こっこ独 / こっこ虫 / こっこ塾 / こっこ走 / こっこ父 / こっこ笑 / こっこ時 / あとがき

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作品レビュー

一覧

4.0

3巻まで読みました

映画も良かった。

この世界の片隅に

レビュー(183)件

完結・全3巻

3.0

3巻まで読みました

あんま

この世界の片隅に

レビュー(183)件

完結・全3巻

4.6

2巻まで読みました

こうの史代さんの作品。
「この世界の片隅に」と同じく、原爆をテーマにしたマンガですが、本作は戦時中を描いたものではなく、原爆投下後の広島で生きる人々の生活を描いたものとなっています。
「この世界の片隅に」より前に描かれていて、「この世界の片隅に」は本作に続く形で描かれたものとなります。

"夕凪の街"、"桜の国(一)"、"桜の国(二)"の三作が収録されていて、それぞれ原爆投下から約10年後(1995年)、40年後(1987年)、60年後(2004年)が舞台となっています。

"夕凪の街"は、原爆被害にあったが生き延びた女性「平野皆実」が主人公です。
建築事務所に就職し、倹約をしながら慎ましく平穏に生きるが、原爆の話題にできるだけ触れないようにする人々の姿に違和感を感じる。
ある日、同僚より求婚されるが、原爆投下のあったあの日、たくさんの死体を踏み越えてきた自分が幸せになるわけにはいかないと感じる、という展開です。
原爆症に苦しむ女性の姿が描かれていて、最後はとても悲しい終わり方になっています。

"桜の国(一)"は平野皆実の弟「旭」の娘「石川七波」に主人公が変わります。
場面は変わりますが、時間軸は連続していて、"夕凪の街"に出てきた皆実の母と同一人物らしき女性が皆実の祖母として登場します。
七波が鼻血を出したことで過去のトラウマが想起させられ、つらい気持ちになるなどの描写がリアルで痛々しかったです。
"桜の国(二)"も引き続き七波が主人公で、戦争からはかなり時間が経過しているのですが、原爆二世となる七波の弟に、先天性の可能性が疑われる喘息症状があることで"今"の我々にも関係がないわけではないということが描かれており、あの出来事は確かにあり、その事実は消えてなくなることはないのだと感じられました。
ただ、最後は、それを受け入れて生きる姿が描かれていて、過去に引きずられるわけではなく、未来に目を向ける内容となっています。
原爆をテーマにしているのですが、悲惨さや残酷さとは違う点にスポットがあっていて、前向きな内容と思いました。
素晴らしい作品だと思います。

夕凪の街桜の国

レビュー(42)件

既刊2巻

5.0

3巻まで読みました

太平洋戦争真っ只中の広島で、普通に生きる女性「北條すず(旧姓:浦野)」を主役にしたマンガ。
太平洋戦争開戦前に生まれ昭和18年12月広島市から呉に嫁ぎ、いろいろな理不尽を我慢しながら、それでも生活して生きるすずを中心とした、ありふれたとある一家のドラマが描かれています。
太平洋戦争で広島なので原爆投下の描写は不可避ですが、爆心地で人や町がドロドロ溶けるようなおどろおどろしい描写はほぼないです。
世界情勢に揺れ動かされながら、ただ、そんな時代を過ごしてきた物語です。

物語はすずの幼少期から始まります。
ぼんやりとしたところもあるが、絵が上手で想像力豊かな少女・すずは、海苔屋の家業を手伝いながら成長します。
やがて、太平洋戦争が開戦し、戦争が激化する中、すずの元に呉から縁談の話がきます。
流されるまま見知らぬ青年「北條周作」と祝言をあげたすずは、北條に入って、呉で新しい生活を始めます。
戦争マンガですが、作風はのどかで、空襲や親類が戦地に向かう描写はあり今の我々からすれば冗談じゃない日々が続くのに、毎話オチがあり、こういってはなんですが楽しく読めます。
堅苦しい教養マンガめいた戦争マンガとは違って、もっとライトに、だけどきちんと学べる作品だと思います。
大本営の会合や鉄砲を持った兵隊ではなく、描かれているのは非戦闘員から見た戦争の姿であり、思想めいたものは感じられず、当時の人々の生き方、あったであろう姿が描かれていると感じました。

時代考証がかなりしっかりしていると思いました。
当時起きていた事件や出来事、呉にあったであろう戦艦が描かれていたり、家庭で作られていた雑草や芋雑穀を主体とした食事、弾薬の種類や仕組み、傘問答、隣組など、毎ページ感心しきりでした。
当時の暮らしを知るための教科書として使えるんじゃないかと思えるほどの内容が充実していると思いました。
なお、本作は劇場版アニメも話題になりましたが、私的には断然原作マンガの方がおすすめです。
劇場版アニメもできはよかったのですが、当時の暮らしに関する小ネタは、アニメもがんばって盛り込んではいましたがやはりいくつかはカットされています。
枠外に小ネタとして書かれている情勢や戦艦の情報が読んでいて楽しかったです。
また、ラストは、アニメよりもマンガのほうが涙腺にきました。
アニメも良かったのですが、マンガの最後のシーンはアニメの比ではないくらい心揺さぶられました。
戦争如何を問わず、素晴らしい作品でした。

この世界の片隅に

レビュー(183)件

完結・全3巻

3.9

1巻まで読みました

資料的価値

ギガタウン 漫符図譜

レビュー(6)件

既刊1巻

5.0

1巻まで読みました

全1巻

夕凪の街桜の国

レビュー(42)件

既刊2巻

4.0

3巻まで読みました

ドラマで見たオモロイ

この世界の片隅に

レビュー(183)件

完結・全3巻

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