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作品数:17
全291件
ぽんぽん
4.0
良
夕凪の街桜の国
レビュー(45)件
既刊2巻
4.5
忘れること。忘れないこと。贅沢に。どこにでも宿る愛。あなたの一部になる。例えば、こんな風に。
この世界の片隅に
レビュー(190)件
完結・全3巻
kutsushita/くつした
4.7
22年10月に読了記録が消えていたため再登録
長い道
レビュー(3)件
既刊3巻
ゆき
映画も良かった。
アトキンソン
3.0
あんま
うにたべたい
4.6
こうの史代さんの作品。「この世界の片隅に」と同じく、原爆をテーマにしたマンガですが、本作は戦時中を描いたものではなく、原爆投下後の広島で生きる人々の生活を描いたものとなっています。「この世界の片隅に」より前に描かれていて、「この世界の片隅に」は本作に続く形で描かれたものとなります。"夕凪の街"、"桜の国(一)"、"桜の国(二)"の三作が収録されていて、それぞれ原爆投下から約10年後(1995年)、40年後(1987年)、60年後(2004年)が舞台となっています。"夕凪の街"は、原爆被害にあったが生き延びた女性「平野皆実」が主人公です。建築事務所に就職し、倹約をしながら慎ましく平穏に生きるが、原爆の話題にできるだけ触れないようにする人々の姿に違和感を感じる。ある日、同僚より求婚されるが、原爆投下のあったあの日、たくさんの死体を踏み越えてきた自分が幸せになるわけにはいかないと感じる、という展開です。原爆症に苦しむ女性の姿が描かれていて、最後はとても悲しい終わり方になっています。"桜の国(一)"は平野皆実の弟「旭」の娘「石川七波」に主人公が変わります。場面は変わりますが、時間軸は連続していて、"夕凪の街"に出てきた皆実の母と同一人物らしき女性が皆実の祖母として登場します。七波が鼻血を出したことで過去のトラウマが想起させられ、つらい気持ちになるなどの描写がリアルで痛々しかったです。"桜の国(二)"も引き続き七波が主人公で、戦争からはかなり時間が経過しているのですが、原爆二世となる七波の弟に、先天性の可能性が疑われる喘息症状があることで"今"の我々にも関係がないわけではないということが描かれており、あの出来事は確かにあり、その事実は消えてなくなることはないのだと感じられました。ただ、最後は、それを受け入れて生きる姿が描かれていて、過去に引きずられるわけではなく、未来に目を向ける内容となっています。原爆をテーマにしているのですが、悲惨さや残酷さとは違う点にスポットがあっていて、前向きな内容と思いました。素晴らしい作品だと思います。
5.0
太平洋戦争真っ只中の広島で、普通に生きる女性「北條すず(旧姓:浦野)」を主役にしたマンガ。太平洋戦争開戦前に生まれ昭和18年12月広島市から呉に嫁ぎ、いろいろな理不尽を我慢しながら、それでも生活して生きるすずを中心とした、ありふれたとある一家のドラマが描かれています。太平洋戦争で広島なので原爆投下の描写は不可避ですが、爆心地で人や町がドロドロ溶けるようなおどろおどろしい描写はほぼないです。世界情勢に揺れ動かされながら、ただ、そんな時代を過ごしてきた物語です。物語はすずの幼少期から始まります。ぼんやりとしたところもあるが、絵が上手で想像力豊かな少女・すずは、海苔屋の家業を手伝いながら成長します。やがて、太平洋戦争が開戦し、戦争が激化する中、すずの元に呉から縁談の話がきます。流されるまま見知らぬ青年「北條周作」と祝言をあげたすずは、北條に入って、呉で新しい生活を始めます。戦争マンガですが、作風はのどかで、空襲や親類が戦地に向かう描写はあり今の我々からすれば冗談じゃない日々が続くのに、毎話オチがあり、こういってはなんですが楽しく読めます。堅苦しい教養マンガめいた戦争マンガとは違って、もっとライトに、だけどきちんと学べる作品だと思います。大本営の会合や鉄砲を持った兵隊ではなく、描かれているのは非戦闘員から見た戦争の姿であり、思想めいたものは感じられず、当時の人々の生き方、あったであろう姿が描かれていると感じました。時代考証がかなりしっかりしていると思いました。当時起きていた事件や出来事、呉にあったであろう戦艦が描かれていたり、家庭で作られていた雑草や芋雑穀を主体とした食事、弾薬の種類や仕組み、傘問答、隣組など、毎ページ感心しきりでした。当時の暮らしを知るための教科書として使えるんじゃないかと思えるほどの内容が充実していると思いました。なお、本作は劇場版アニメも話題になりましたが、私的には断然原作マンガの方がおすすめです。劇場版アニメもできはよかったのですが、当時の暮らしに関する小ネタは、アニメもがんばって盛り込んではいましたがやはりいくつかはカットされています。枠外に小ネタとして書かれている情勢や戦艦の情報が読んでいて楽しかったです。また、ラストは、アニメよりもマンガのほうが涙腺にきました。アニメも良かったのですが、マンガの最後のシーンはアニメの比ではないくらい心揺さぶられました。戦争如何を問わず、素晴らしい作品でした。
Takumi Watanabe
3.9
資料的価値
ギガタウン 漫符図譜
レビュー(6)件
既刊1巻
Shungo Kasuga
全1巻
まちゃるんと
戦時の軍港・呉。当時、すずとほぼ同じ立場で、ほぼ同じ場所に住んで居た祖母に全巻渡したら、友達内で回覧していた。ちなみにまだ返ってこない。
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