隠の王12

鎌谷悠希

3.42

2398

発刊:2007.04.27 〜

完結・全14巻

隠の王12巻の表紙

2009年12月26日発売

12

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隠の王(12)のあらすじストーリー紹介

不死という永遠の呪いからの解放を願う、虹一としじま。清水家が突き止めた、隠の世の真実。風魔小太郎は、一人暗躍す。森羅万象を巡る隠の世の勢力図は激変する。

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隠の王のクチコミ

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53件の評価

3.6

14巻まで読みました

忍の世界(隠の世界)を描いたファンタジー作品。
主人公「六条壬晴」に刻み込まれた秘術・森羅万象を巡って争われる、忍び達の戦いの物語です。
Gファンタジーで連載され、アニメ化を始め、ラジオ、ドラマCDとメディアミックスされました。

ある日、壬晴は同級生で忍道部の部長である「相澤虹一」より、忍道部にスカウトされます。
彼、虹一と、教師の「雲平・帷・デュランダル」、そして、彼らに近づいてきた清水雷鳴は、実は萬天の里の忍で、それぞれ別の思惑から壬晴を敵の手から守ることとなるという展開です。
登場人物が結構多く、中盤までの間に森羅万象を狙う忍びの集団「灰狼衆」の面々や、謎の思惑で動く「風魔の忍」たちなど、多数のキャラクターが一気に登場します。
各キャラに個性があるのですが、各キャラのポジションや思惑があり、ストーリーを追うためにはじっくり何度も読む必要があります。
最初に登場した"虹一や帷が壬晴を守る理由"も語られるのはかなり終盤になってからです。
それが明かされるまでは、キャラクターの謎の動きもそういうものと捉えておきつつ、頭の片隅に置きながら読む必要があります。
パラパラと読んでいるといつの間にかストーリーが追えていないということが起こりうるので、読む時は注意が必要ですね。
また、ちゃんと読んでいても超展開する部分があり (個人的には、森羅万象が関連する部分はほぼ全て)、そういった部分はそういうものと飲み込む必要があります。
本作の雰囲気が好きであればのめり込めると思いますが、結構、人を選ぶ作品だと思いました。

キャラクターが立っているので、掛け合いが楽しい作品ですが、基本的に雰囲気は重く淡々としています。
文字も多く、会話内容は事情を知っている者同士の状況確認が割合的に多いため、一話一話が重いです。
ストーリーの進行も緩やかなため、そういう意味でものめり込める方向けの作品だと思います。
また、女性キャラはかわいいですが、主人公の壬晴を始め、男性キャラも女性ではないかと勘違いしそうなレベルでかわいいです。
個人的には灰狼衆の目黒俄雨くんがお気に入りですね。

ちゃんと読めば面白いですが、エネルギーが必要な作品です。
今から入る場合、アニメ版があるのでアニメから入った方がいいと思います。
アニメとマンガでは結末が異なるのですが、序盤の展開は一緒なので、アニメが良かったらマンガを読むのがおすすめです。

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