アカギ 闇に降り立った天才

福本伸行

3.67

9412

発刊:1992.04.24 〜

完結・全36巻

🏐さん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

ククク・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・!麻雀漫画「天」に敵として味方として登場し、主役を喰うほどの絶大な人気を誇った福本作品最大のヒーロー・赤木しげるの若かりし頃を描いた作品。麻雀を知らない人が読んでも勝負漫画として楽しめてしまう濃厚な心理戦、運に依らない純然たる「理」の闘牌、人間の本質を暴きだす激ヤバな福本節の数々、欲望と保身から最も遠い世界を往く狂人・アカギの圧倒的カリスマ性等々、語りつくせぬ中毒性!駆け巡る脳内物質っ・・・!

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.67

219件の評価

3.9

福本伸行氏の現時点で再長期連載作品。
27年の長期連載の後、2018年3月に完結しました。
一度完結しましたが続編が連載される準備があることを近代麻雀の編集部が述べており、実際、本作の続編にあたる作品が現在連載されています。
ただ、アカギは何気に女性人気が高い作品だったので、続編の主人公が女の子になっているのはちょっとどうかなと思います。
既存のファンが求めるものと方向性が違うのでは。

「赤木しげる」という風来坊の博打狂が主人公で、最終章の"手本引き"以外は麻雀による勝負が描かれています。
ラストの手本引きは、それ自体の知名度が低いためかガッツリとルール説明がありましたが、基本的に本作は麻雀のルールを理解していないと読むのはきついと思います。

ラストの手本引きを加えると4つの章に分かれますが、その大部分は同牌の4牌中3牌が透けて相手から見える特殊な牌を使った鷲巣麻雀編で、36巻中28巻以上が鷲巣麻雀です。
裏社会の帝王「鷲頭厳」と「赤木しげる」の命をやり取りする真剣なイチャイチャが本作のメインとなっていて、薄い本が作られるわけです。

なお、鷲巣麻雀は半荘6回の勝負で、5回戦までは比較的サクサク進むのですが、6回戦(特にラスト一局)の引き伸ばしが凄まじいです。
黒服の助言が入って1話、鷲巣の妄想が入って2話、配牌だけで何話も消費するので、緊迫感を通り越してもはやそういうネタではないかと思われる始末。
更には対局中に倒れた鷲巣が地獄で大暴れする地獄編などが入り、もういいから先に進めてくれと、ただ、本当に終わってしまった時は、本当に終わったのか?という不信感不安感がありました。
そういうわけでなんだかんだ引き伸ばしも含めて楽しんでたのかなと思います。

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