島耕作、34歳。肩書き、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。島の所属する宣伝部の情報が、ライバル会社に漏れていた。調査を進めるうち、派閥絡みの社内政略にも発展し、島は渦中の発端にいる自分を知る。そして、事件の一因でもある、島にかかわる魅力と才覚を秘めた女性たち。油断してつきあおうものなら、手痛いしっぺい返しが待ち受ける。島課長もご用心!
ゲイを公言している犬飼課長。女性社員の恋愛相談にのったり、複数の男と付き合ったり、人生楽しそう。しかし後輩のイケメン社員・高木くんは「本当にそうだろうか?」と思う。「課長は本当のロマンスを知らないだけでは?」 乙女でメルヘンな課長さんと、クールなノンケ後輩くんのラブロマンス。「あの人の頭と同じくらい、俺の股間もメルヘンだ!」 BL? コメディ? いえ…これは【誰かが誰かに恋をする】物語です!!!
とあるブラックな広告代理店で働く小林翼。社畜な毎日でついに限界を迎え、退職しようと決意した日、彼女のチームに赴任してきたのはいかにもエリートなイケメンの…オネェ課長・鬼塚珠紀だった!! ブラック企業に屈しない物言いと男女両方の視点での柔軟な思考…。こんな時代に求められる理想の上司は“オネェ”だった!? 全国の社畜の心を救う、ハートフルお仕事コメディ!
何の取り柄もない中間管理職(課長)の田中王児はロックギタリストとしての過去を持っていた。突如現れた宇宙人レイラは凶悪(?)なエイリアンと戦って欲しいと伝える。何と武器は彼のロックと熱いソウルだった!?
しがないサラリーマンが宇宙をギターで救うTVアニメ『課長王子』のコミカライズ。 コミカライズなはずなのですが、ロックでかっこいい原作の雰囲気は欠片も残っておらず、課長王子を元にしたほぼオリジナル作品と言っていいです。 原作の設定が残っているところはあるので、アニメ視聴後の方がわかるところはあるはありますが、原作未視聴でも田丸浩史のノリがわかってる方は楽しめると思います。 都内の社宅に妻と息子と住む課長補佐・田中王児が主人公。 彼は元ギタリストで、伝説のロックバンド「ブラックヘブン」のギタリストだったが、ヒットが出ずに解散。 元グルーピーの妻にも見限られ、不遇の日々を送っていたが、ある日、宇宙戦争に巻き込まれ、ピック代わりのギザ十で愛機・フライングVを奏でて宇宙を救うというのがアニメ版のあらすじです。 それはそれとしてマンガの方は、社宅で商大節を爪弾くも妻に怒られ、息子はそんな父に影響されてデスボイスで首を小刻みに揺らしながら日がな一日歌うクセがついており、"ギターで宇宙を救った"という妄想垂れ流す夫に妻は限界、そんなドタバタな日々を描いたコメディとなってます。 王児と妻の良子、それとレイラが主に登場します。 宇宙戦艦でギターをうならせるシーンなど無く、ギターを弾いたのは序盤の商大節のみという潔さやよし。 左遷のような形で地球に飛ばされたレイラは拾った万札をネコババし、金欲しさに強盗を計画したり、牢に入れられたと思ったら電気で振動する大人のおもちゃで脱獄を企てるという、原作崩壊もいいところな内容です。 あまりにも堂々と原作崩壊させるので、こちらが本当なんじゃないかと勘違いしそうになるほどですね。 相も変わらぬ田丸浩史流な最低の下ネタギャグのオンパレードですが、テンポは良く楽しく読めます。 一応、アニメ・課長王子のこぼれ話や、登場人物、ストーリーガイドが最後についています。 原作はヒドい(褒め言葉)ですが、元アニメは名作なので、アニメも併せておすすめです。
by うにたべたい (528)