なんなんだよ…この人の色気 家政夫バイトの阿澄が訪れた「成瀬家」。 そこは、シングルファザーの成瀬さんと 息子・壱佳の二人家族だった。 ――しかしこの成瀬さん、妙に色っぽい…! どうにか仕事に集中しようとする阿澄だが、 成瀬さんが欲求不満なことに気づくと つい魔が差してしまい…! ? 甘々な描き下ろしも収録★
筆が遅くて売れない作家、寺田雄二とパートで家計をささえるしっかり女房、街子のまわりには笑いと涙と(愛の)パンチがあふれています。ラブラブでガチンコな夫婦の新鮮で懐かしい大切な日々を一緒に体験してみませんか。
まんがタイム系4コマ雑誌の柱とも言うべき、むんこさんの作品です。 飲んだくれでお金がないのにパチンコ通いが止まらない、売れない小説家の夫と、しっかり者で働き者の妻の夫婦の話です。 ろくでなしだが近所の子供には人気の旦那とパートで支える、強くて街の人気者の妻のラブコメ4コマで、夫が仕事をせずに飲み歩き、妻が叱り飛ばして家に連れて帰るのがフォーマットとなっています。 むんこ作品はどれも4コマなのにストーリーがしっかりしていて、毎回ほっこり感動させてくれますね。 また、むんこ作品は他の特にきらら系4コマとは違い、4コマ目で無理やり話を区切るのでなく、毎回ちゃんとオチをつけてくれるのですごいと思います。 絵だけきれいな4コママンガ会でこれだけ人気を博のも頷ける内容になっています。 全3巻で分量的にも読みやすいです。 個人的にはらいか・デイズの方が好きですが、らいか・デイズはもはや終わりなく延々と続くため、完結した作品をさくっと読みたい人には特におすすめです。 らいか・デイズと比較すると、作中で増えていく他の登場人物も含め、キャラクターたちがエンディングに向けて成長していくことも特徴になっています。 ラストまで安心して読める、紛うことなき名作だと思います。おすすめ。
by うにたべたい (528)学園一の美女、花園さんが妊娠したらしい。学校はその話題で持ちきり。相手はチャラ男…? いやいや、担任と不倫…? まさかの、地味男子を翻弄…? 女子を誘惑なんて噂も…? 花園さんのめくるめくウワサの数々。本当の彼女は――? 本当の相手は――? ちょっぴりビターなリアルラブの名手、三つ葉優雨、待望の新作!
素晴らしいお話でした。 1巻完結だけれど、かなり満足度が高い! 内容としては、花園さんが結婚して退学をするらしいという噂が流れる学校で、その噂をきっかけに周りの人たちそれぞれに巻き起こるドラマが描かれている、オムニバス形式の漫画。 第一話目は、「花園さんって誰?」くらいの人たちの話で、第二話目にやっと花園さんと関わったことのある人が出てくる感じ。 この話の構成が非常によくできていて、目から鱗でした。 こんなに幸せという言葉がしっくり来る漫画が他にあったか?と思うくらい、幸福感が半端ない。 「私に呪いをかけたその言葉が、私の呪いを解いた」という花園さんの心の中の言葉で、一緒に滝のように涙を流しました。 三つ葉優雨先生の漫画が毎回毎回素晴らし過ぎて、大好き。 本で発売されてないからここにはないけれど、今連載中の「僕と魔女についての備忘録」も大変良いお話で、大変おすすめ。少しファンタジーが混ざっているけど、魔法を使うシーンはほとんど出て来なくて、人間ドラマと変わらないです。 マジで本で発売して欲しい。切に願います。
by POCALI (244)転入早々、小学校のスクールカースト最下位に納まってしまったシオン。そんなシオンを助けてくれたのは、クラスメイト達にいじめられ、服を脱がされたシオンの下半身に欲情したド変態・レオだった。「そいつさぁ 俺にちょーだい」それ以来なんだかんだでずっとニコイチなふたり。大学生になっても当たり前のようにルームシェア。子供の頃からずっとシオンの“勃起していない下半身”に興奮し、独占欲が人一倍強い俺様なレオに、進んで身も心も独占されるシオン。しかし、この関係を恋人だと思っていたのはシオンだけで――…?!興奮するのは“勃起してない”僕の姿だけ!?蔓沢つた子ワールド全開でおくる、マジメ系俺様×寡黙なひっこみ思案クンのド変態ふにゃ●●フェティシズム★★単行本カバー下イラスト収録★【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
あの珠玉の名作漫画『綿の国星』の著者による夏目漱石風、猫漫画エッセイ。といっても、猫の視線でヒトの日常を語るのではなく、ヒトである大島弓子の目線でグーグーという名の猫と暮らす自らの日常を淡々と描いている。 <p> 『綿の国星』では、夢と現実を自在に行き来する「チビ猫」に誘われて、読者はいつでもページを開くだけで内なるその惑星にするりとワープできた。しかし、今回は著者はもちろん読者も、そして猫も人間世界にワープなどしない。 <p> グーグーとのペットショップでの出会いから2番目の猫のビーを拾ういきさつなどが、あくまでも冷静に客観的に語られる。猫への過剰な感情移入もなければ、ファンタジックなデフォルメも皆目ない。その意味では物足りなさを感じる大島弓子ファンも少なくないかもしれない。しかし、新しい猫たちとの距離を平静に保つことで、かけがえのない「サバ」(大人になった「チビ猫」)の死による喪失感を癒している著者の心情を痛いほど感じることができる。(土肥 菜)