SNSで3万いいね超! 50代×60代のBL ふたりの出逢いと軌跡を描く──これはやさしい人生の話。 出会いは18歳と28歳、あの時から…今でもずっと君を愛してる。 「いくらでも待つよ、10年でも20年でも。俺たちがおじいさんになっても」 世代別に2人の軌跡を追った──これは、やさしい人生の話。 50代の会社員である和彦と10歳年上の真は、恋人であり、親子であり、家族。 家庭教師と生徒としての出会いから、変わったもの、そして変わらないもの……。 二人が育んできた愛と絆をオムニバス形式で描いた、心に響く感動作。
「50代×60代のBL」。 18歳と28歳のときから、70歳と80歳のときまで、幾つかの場面を切り取った連作。 「墓を買いたいって言ったら怒るか?僕とお前の」 「まさか 俺 今更 あんた無しで寝れないの 知ってるでしょ?」 養子縁組とか遺言状の話とか、結構地味だがリアルなことが描かれている。ただそういう当たり前のことの尊さって、改めて感じるよね。それが当たり前でない人たちを通して描かれると。あと時間というものの非対称性を思う。10年って最初は大きな差なんだけど、時を経るほど…っていう。 それって不思議であると同時に美しいことだよなって。これをBLと呼ぶべきか問題というのも少し頭を過ったけど、なんか、むしろ(あえて?)BLと呼ぶことがいいのかもしれない、意味があるのかもしれない、と思った。
by 鈴木 (34)「オレ…。男のカッコで抱かれるの、初めてなんだよ…」本当に好きだったから「オンナ」にだってなれた。でも…初めて「オトコ」の自分を好きだと言ってくれる人に、出会った――佐藤悠、21歳。今も昔もコイビトなし…の大学生。ところがある日、ムリヤリ連れて行かれた合コンで出会った清子をひょんなことからお持ち帰りするハメに…。泊めてもらうお礼だからと清子は関係を迫るが、童貞だった悠は清子の気持ちに応えることができず…。と、その時カツラがズルリ! 実は清子はれっきとした「北岡慎二郎」というオトコノコであった。しかも行く所がないというので仕方なく一週間の期限付きで同居を許した悠であったが、日を重ねるごとに慎との間にあたたかい何かを感じ始めていた。そんなある日、傷を作って帰ってきた慎を不審に思っていたところ、慎の彼氏だというリーマン男が乱入してきて…!? 内気な童貞大学生×ワケあり女装男子、ちょっと不思議でほのぼの、でも切ない同居ストーリー。