作品数:2
ファンになる時は20XX年。先の大戦後、各地に出没する大戦中に開発された謎の生体兵器「デュナミス」の残存個体処理を請け負う、特殊組織SHWD《シュード》東京支部に新人の古賀が入社。彼女には佐和田という、デュナミスが発する電磁波による精神ダメージの影響を受けない先輩社員が教育担当となる。佐和田は後輩、ひいては他の女の子には不慣れではあるが、彼女らは処理現場でコンビを組み、未知の脅威に立ち向かっていく……。先輩と後輩だけではない、それ以上の感情もありながら処理スキルと関係性が育まれていく。少しずつ明らかになる彼女らの過去と過去を知る、ファイテイングスタイルも違う個性豊かな女性たちも合流して、大戦の遺産と対峙、精神を削りながら戦闘を仕事とする働く女たちの物語!精神《メンタル》が強い女・佐和田と身体《フィジカル》が強い女・古賀の戦う社会人のバディ百合、開幕!
SNSで3万いいね超! 50代×60代のBL ふたりの出逢いと軌跡を描く──これはやさしい人生の話。 出会いは18歳と28歳、あの時から…今でもずっと君を愛してる。 「いくらでも待つよ、10年でも20年でも。俺たちがおじいさんになっても」 世代別に2人の軌跡を追った──これは、やさしい人生の話。 50代の会社員である和彦と10歳年上の真は、恋人であり、親子であり、家族。 家庭教師と生徒としての出会いから、変わったもの、そして変わらないもの……。 二人が育んできた愛と絆をオムニバス形式で描いた、心に響く感動作。
「50代×60代のBL」。 18歳と28歳のときから、70歳と80歳のときまで、幾つかの場面を切り取った連作。 「墓を買いたいって言ったら怒るか?僕とお前の」 「まさか 俺 今更 あんた無しで寝れないの 知ってるでしょ?」 養子縁組とか遺言状の話とか、結構地味だがリアルなことが描かれている。ただそういう当たり前のことの尊さって、改めて感じるよね。それが当たり前でない人たちを通して描かれると。あと時間というものの非対称性を思う。10年って最初は大きな差なんだけど、時を経るほど…っていう。 それって不思議であると同時に美しいことだよなって。これをBLと呼ぶべきか問題というのも少し頭を過ったけど、なんか、むしろ(あえて?)BLと呼ぶことがいいのかもしれない、意味があるのかもしれない、と思った。
by 鈴木 (34)鈴木
sus9s