現実という地獄を今日も生き抜け!漫画家・鳥飼茜が女(と男)のお悩み34問をデトックス!描き下ろしマンガ『地獄のガールフレンド』特別編12P収録!豪華対談×浅野いにお×岸田繁(くるり)×古谷実Part1 Q&A・鳥飼茜のお悩み相談室○ファンからのお悩み34問に回答○描き下ろし漫画『地獄のガールフレンド特別編』でさらに深くお悩みに回答Part2 エッセイ・鳥飼茜のまんが(じゃない)ライフPart3 対談・鳥飼茜と3人の男たち×浅野いにお「私、こわくないですから!」×岸田繁(くるり)「夢の世界と現実社会の中間で」×古谷実「爆弾みたいな人でした」(語り下ろし)※この作品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末での閲覧を推奨いたします。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
全3巻の単行本として発売された『地獄甲子園』を2003年夏の映画化にあわせて1冊にまとめたもの。新作「帰ってきたぞ地獄甲子園」を併録。なお2、3巻に収録されていた番外編など5つの短編は本書には未収録。 <p> 甲子園を目指す、私立星道高校野球部。だが、予選1回戦の相手が外道高校と決まり、校長は気が気ではなかった。彼らにとっての甲子園は「合法的に殺し合いができる場」でしかないからだ。そんな折、転校生の十兵衛が番長軍団を「スーパートルネード」で倒すのを目にした校長は、彼を野球部にスカウトする。試合当日になっても、なかなか現れない十兵衛をよそに、校長と「メガネ」のふたりだけで「ハルマゲ野球」に立ち向かっていくのだが…。 <p> 全編通して、ほぼケンカと試合の荒唐無稽な描写に終始する。グラウンドに埋まった不発弾や地雷は次々と爆発。夏の暑さで膨張した球が破裂し、中から飛び出した無数の釘が体中につきささる。巨大なバットにしこまれたロケットが投手を追い回す。また4ページ分、コマ割りも絵もセリフさえもまったく同じものを使用する箇所があったり、中盤以降、主人公であるはずの十兵衛はいつまでたっても出てこなかったりと、漫画太郎にしかできないしつこさと「はずし」の絶妙なリズムがたまらない。 <p> 帯では本作の映画版をさして「少林サッカー的野球!!!!」とうたっているが、漫画版は「少林サッカー」よりもずっとばかばかしく、ずっと無意味で、そして、ずっとキュートな作品に仕上がっている。(門倉紫麻)