誰もが恐れ、誰もが憧れた伝説の不良・井口達也。このカリスマヤンキーの誕生の裏には、一人の男との出会いがあった…。
――これは、救えなかった「未来」の物語。 2010年11月、β世界線――そこは「彼女」を救うことを諦めてしまった世界線。もう一人の「彼女」との邂逅から、再び運命の歯車が動き出す――。「シュタインズ・ゲート」の正統続編コミカライズ始動!!
ゲーム"シュタインズ・ゲート"の2作目のコミカライズ。 まゆりは助かったが紅莉栖はいない、β世界線を選んでしまった、IFのストーリーです。 牧瀬紅莉栖は死に、岡部倫太郎は鳳凰院凶真を封印し、そして阿万音鈴羽は来る大戦を避けるべく苦悩し続けている、そんな世界が舞台です。 シュタインズ・ゲート本編は知っていることが前提となるため、本作からだと楽しめないです。 また、本編視聴済みであれば知っている通り、β世界線は悪夢のような未来が運命付られており、どんなに頑張ってもバッドエンドであることが分かっています。 ですが、シュタインズ・ゲートとは異なるこの世界線で決定的に異なるできごとに関する伏線回収があり、結果、シュタインズ・ゲートに至るまでの"0"への物語となっています。 ごく平凡な大学生としての生活をしていた岡部は、レスキネン教授のセミナーで、紅莉栖を知る研究員「比屋定 真帆」と知り合う。 彼女は、紅莉栖の記憶をベースにした人工知能「アマデウス」を研究しており、岡部はそのテスターとなる。 仮想の牧瀬紅莉栖との交流の中で、過去に諦めてしまった世界線の紅莉栖を思い、岡部は自責の念に駆られ続けるのですが、突然訪れたリーディングシュタイナーにより、何か大きな組織による世界の変革を感じ取る、という展開です。 序盤は良かったのですが、正直なところ途中から意味がよくわからなくなりました。 世界線の変動を起こしていたのは誰か、とか、作中、岡部倫太郎は一度未来へ行くのですが、なぜ未来へ行ってしまったのか、またどうやって戻ってきたのかなど。 また、ルカ子とフェイリスの存在感が薄れてきたのも残念でした。 彼女らの本作内での役割がぼやけていて、濃いキャラなのにいてもいなくてもいいような感じになってしまっています。 ラストはすごく良かった。「そう繋がるのか!」と感動しました。 それだけで読む価値はありますが、ストーリー部分は1回では把握が難しいです。 ゲームかアニメで振り返ろうと思います。
by うにたべたい (528)ひょんな事から、妖怪が通う陽海学園に入学してしまった青野月音。逃げ出そうと思った所に、美少女・萌香と出会って気分は超ハッピー。しかし彼女の正体は、胸のロザリオが外れると変化する、大妖・バンパイアだった!
・ストーリー 妖怪しかいない学校に入学してしまった月音(人間)が主人公のラブコメバトル漫画。 ヒロイン達との日常も面白く、何よりバトルが結構しっかりとしておりかなり楽しめました。 初めはひ弱で戦えない主人公でしたが、途中から主人公然とした姿が見られます。 ・キャラクター 主人公の月音は、ラブコメ主人公の側面を持ちながらもバトルモノの主人公らしい熱い姿も描かれており、好感の持てるキャラクターだと感じました。 ヒロインも皆可愛く、魅力的です。ヒロイン同士の関係も蔑ろにすることはなく、相関関係も分かりやすくて読みやすい作品です。 ・絵 キャラの一枚絵や見開き、バトルや妖怪が蠢いている描写等、見せ場と思われるシーンの描き込みもしっかりしていて迫力があります。 ・総評 「平均値の高い漫画家」と評されるだけあって、減点方式で見るとほぼ満点に近いといっても過言ではありません。 ラブコメとバトルの王道を詰め込み、しかし個性も見られる今作。ジャンプ漫画内でもかなり上位に食い込む程好きな作品です。
by ヴァッハ (210)品川ヒロシの大ヒット小説「ドロップ」に書き下ろしシナリオを加え、超過激にコミカライズ!! 漫画の不良に憧れて、中三の夏に不良デビューしたヒロシの、ちょっとカッコ悪いリアル系不良物語!!