マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
作品数:15
全178件
きまぐれ
3.9
過去記録
ウエンディ
レビュー(4)件
既刊1巻
ふかえり
4.5
バイオレンスアクションを軸にした人間ドラマです。精神的に不安定であるのが主人公のスタンダードで、その不安定さの中で安定していた精神状態が徐々に不安定になっていき、その不安定さが最高潮に達したときからラストシーンにかけての一連の流れが美しかった。
フリージア
レビュー(32)件
完結・全12巻
産の光
3.4
仇討ち執行法の発想は面白かったし、印象的なキャラクターも数多いのだが、主人公・叶やヒグチの精神的なあれこれにあまり興味が持てず、結局どういう物語なのか掴めずに終わったという印象。
匹七
4.0
雑兵敗走記がかなり良い。「みんながちょっとずつ寛容なら、こんな事にはならなかった」という台詞が、考え無しに行動していた一介の農民である主人公から発せられる。表題作、革命家の午後も良かった。
革命家の午後
レビュー(12)件
JG
5.0
設定・構成・キャラ・言動、色々キマっちゃてる感じが素晴らしい
女子攻兵
レビュー(23)件
完結・全7巻
病んだ国に生きる病んだ人々を描いた傑作幻聴、幻視、異常行動を取り続ける叶を周囲は恐れると同時に忌避するけれど、彼らもまた正気と狂気を分ける境目は薄氷1枚で、それは病んでいるのが個々人ではなく国、というか世界が病んでいるのだから仕方がないんですそれ故に悲劇的な結末に至った者が殆どだけれど、自分の内面に向き合った結果とみれば納得いく…のかなー?死んだら終わりですよね概ね皆死なないでくれって思いながら読んでた引き伸ばしたそれぞれの一瞬が交錯する描写が最高にカッコイイ松本次郎先生はスゴいな〜
フリージア 愛蔵版
レビュー(6)件
既刊6巻
ヴァッハ
他殺による死。その被害者遺族の依頼により、加害者を法の下殺害する敵討執行官。主人公の叶は、自分の生を本当の意味で生きるために執行官となる。彼を含め執行官の言動や行動は、誰から見ても異常。しかし彼らは、純真で無垢で、自分の人生にとても真摯に向き合っている。叶は世間を知ることで、背いているのか寄り添っているのかまでもが不安定になっていき、答えに近づいていると勘違いする。溝口は常時見えない恐怖と対峙している。それが明らかになった胡乱である叶に出会って目を背けられなくなってしまった。山田は世間の常識に染まりきっている。そして次は執行官の常識に染まっていく。何にせよ、常識に振り回され頭を抱えている。作品は「お前に言っているんだぞ」か「俺を確認しているんだ」が同居して、それをストーリーで包み隠す事が大抵だけど、今作は剥き出しだった。作中のキャラクターが何を言っているのか理解するのは困難どころの問題じゃないけど、その自分勝手・自己完結こそがフリージアのテーマなのかもしれない。世間の風が悪風とは言わないが、常識を吟味せず、与えられたまま疑問も持たずに生きるのは本当に自分を生きていると言えるのか。その答えを今作はあっさりと、残酷に見せている。安定しない常識から逃れようとする主要人物達は、世間に迎合するその他大勢に飲み込まれて消えていく。誰にも知られず、あっけなく。何故世間に迎合するのか、何故世間に背くのか。どちらも結局、常識に縛られている。
techang
3.5
このレビューにはネタバレを含みます。
ヤバいよ。女子高生にオッサンが乗り込んで女子高生になって戦うなんてヤバいよ。
kayjay
最高だった。『女子攻兵』にもある、無常感というか、世界の別レイヤーを見ている気分がすごく楽しい。
きがくるっとる!
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