赤ずきんの少女に恋をしてしまった、オオカミ少女。オオカミ少女は、そんな可愛すぎる少女への思いを我慢できなくなってしまい…。可愛さの中にビターな思いを忍ばせた著者デビュー作[×××したいくらい可愛い君が]をはじめ、天使のように可愛すぎる新任教師が気になってしょうがないJKを描いた[羽根色Drop’in]、深夜2時お仕事を手伝ってくれる妖精さんとの不思議な出会いを描いた[キミのそばで、ここはユメなのか]など、可愛いだけじゃない少女たちの思いを詰め込んだ短編集。さらに、デビュー前の投稿作品[泣き虫×処方箋][舞台袖の鑑賞者]、著者が女の子の可愛らしさを追求した同人誌[林檎を与えられた少女たちは]を特別収録したデビューコミックスです。
「あたしユメカがすきなの」。学祭の準備が終わり、皆での帰り道に突然背後からかかった声。後ろにいたクラスメートのうち、誰が言ったのかわからないユメカは、それから頭を悩ます日々を送っていた。頼りになる親友、明奈にだけ相談しようかと思うユメカは一緒にお化け屋敷に入って…[ストレンジ・フレーバー]儚気な少女に告白された美術部部長。舞い上がるけど、ある日少女と同じ顔をした子に、冷たい表情で拒絶されて驚く。双子の姉を名乗る少女に、「妹に近づくな」と宣言されるが…[解ケヌ鎖]そのほか、失恋から立ち直れない隣の汚部屋お姉さんを思い続けるjkの[ネムレルモリ]、女優の幼なじみとの恋に自信が無くなる少女の戸惑いを描く[Dear…]、学園内、団地内カーストを蹴り上げる少女たちの[箱の中の姫君]に加えて描き下ろし[夏の終わりに]も収録。オンナノコのキラキラした気持ちとビターな戸惑いが詰まった傑作作品集。