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山田 参助
3.61
2850
発刊:2014.04.25 〜
完結・全7巻
ちばてつや(漫画家)、激賞。 「忌まわしい戦前、戦後の地獄の底をかろうじて生き残った 日本人達の群像を、人間くさく、リアルに、魅力的に描いた作品。 セリフや画面の隅々から、安タバコやカストリ焼酎、 時には妖しい女の溜め息と化粧の匂いまで漂ってくるね」 死に損ないふたり。 焼け跡トーキョーアンダーワールド。 焦土の首都、闇市、パンパン、進駐軍……。 かつて死線を共にした川島徳太郎と黒田門松は、 敗戦直後の「影の時代」を生きていく……。
24件の評価
せーふぁ
5.0
第二次大戦中の混沌とした中国大陸と、戦後の闇深い東京の街々。主人公の黒田門松は無事戦争を生き抜いた復員兵。そして属していた班の班長、川島と日本で再会します。全7巻で描かれるのは、戦後すぐの生活を送っていた日本人たちの生活と性活。これが本当にリアリティがあって、自分がその場を見ているような錯覚に陥ります。戦争が恐ろしいのはもちろんですが、戦後の混乱期こそ、戦時を生き抜いた人々にとっては地獄なのかもしれません。味のある作画も伴って、とってもいい作品でした。
Daichi
漢
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