STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険

荒木飛呂彦

4.39

19468

発刊:2004.05.20 〜

完結・全24巻

『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(1)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(2)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(3)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(4)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(5)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(6)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(7)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(8)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(9)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(10)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(11)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(12)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(13)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(14)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(15)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(16)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(17)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(18)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(19)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(20)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(21)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(22)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(23)』巻の書影
『STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険(24)』巻の書影
sawaさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

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4.39

725件の評価

4.0

24巻まで読みました

ジョジョの奇妙な冒険 第7部。
第6部終了後に始まりましたが、その際は『ジョジョの奇妙な冒険』ではなく、単に『スティール・ボール・ラン』というタイトルでした。
主人公の名前がジョニィ・ジョースターでジョジョであること、また、登場キャラクターに過去のジョジョのキャラクターを連想させるようなキャラクターが多数登場することから、ジョジョシリーズの一部であることを感じさせますが、タイトルに『ジョジョの奇妙な冒険』は含まれておらず、当初は、全くの新規連載と思われていました。
その後、掲載誌が週刊少年ジャンプからウルトラジャンプに移籍になったことに伴い、タイトルに『ジョジョの奇妙な冒険』がつき、公式にジョジョシリーズの7部になったという経緯があります。

7部は、6部までのジョジョシリーズと大きく異なっていて、ジョースター家やディオ・ブランドーとの因縁、血の運命を想起させる内容にはなっていません。
過去作との繋がりは一見として無く、何かをほのめかすように、過去作のキャラそっくりのキャラクターが登場します。
例えば、半分サイボーグのドイツ人「フリッツ・フォン・シュトロハイム」や、エジプト人の流浪の民「ウルムド・アブドゥル」というキャラが登場しますが、2部や3部に登場した良く似た彼らとの関係性は明言されないままとなります。
主人公のファミリーネームも"ジョースター"ですが、6部までのジョースター家とは関連しないです。
本作の世界は6部ラストでプッチ神父のスタンド能力"メイドインヘブン"により誕生したパラレルワールドであり、本作に登場する過去作のそっくりさんは、"パラレルワールドの存在あるいは登場人物たちの祖先"であるという設定です。
ただ、その設定は作中明かされない裏設定のようなものなので、本作に関してはそれまでのジョジョシリーズとは別作品として読んでいいと思います。

舞台は19世紀末のアメリカです。
そこで開催される北アメリカ横断レース『スティール・ボール・ラン』を舞台に、参加する選手たちの姿を描いた作品となります。
主人公は、身勝手さから引き起こしたトラブルにより下半身不随となった元・天才ジョッキー「ジョニィ・ジョースター」と、謎の回転する鉄球を操る男「ジャイロ・ツェペリ」の二人です。
それぞれの思いを胸にレースに参加した二人が、妨害や攻撃に遭いながら馬を駆り、ゴールを目指す展開となります。
過去のジョジョシリーズ同様スタンド能力が登場します。
長距離レースが舞台ですが能力者バトルがメインですね。
本作ではスタンドの解釈が少し違っていて、改めて説明が入るので、本作からでも問題なく楽しめると思います。
ただ、5部後半以降のジョジョ同様、登場スタンドの能力が難解で、何がどうしてそうなったのかわかりにくいです。
ジョジョシリーズを本作から入ってしまうと、ジョジョの面白さがわからないと思うので、ある程度、ジョジョを読み、こういうものとわかっている方向けの作品だと思います。

6部までに比べると、ネット上でよく見る名言みたいなものは7部に関してはないと思います。
D4C(Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為))というスタンド名は有名ですね。
また、なんだかんだで第7部はジョジョファンは読んでいて、スティール・ボール・ランを語れるか否かは、ジョジョファンか否かのある種の試金石と思います。
他のジョジョシリーズとは違うように感じる作品ですが、ジョジョ好きであれば楽しめる作品です。

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