『ルックバック(1)』巻の書影
むるそーさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
4.00

1310件の評価

4.0

1巻まで読みました

みんなが沢山レビューしていて、解釈のレベル高すぎて疎遠していた作品( ´_ゝ`)自分はTwitterもほとんどみないし、藤本先生自体チェンソーマンを全部みたけどグロが好みではなかったからこの作品に無頓着でいました😣ジャンプラで史上初の1日で250万回の閲覧数を突破した作品ルックバック😶数が凄すぎてイマイチぴんと来てないけど、この漫画は確実に、物語の意図を"考察する漫画"。その点で色んな人が何度も見て・考えて・もう一度みる、この繰り返しが閲覧数をここまであげたんじゃないかと思いました。逆に漫画の中で答えが欲しいと思ってる人には(なんだこれ)っていう漫画になってしまうかも。
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主人公の藤野は人より絵をかくのが上手い。だから学校の学年新聞で4コマ漫画を連載している。そんな藤野と四年生から同じ枠で4コマ漫画を連載する事になった不登校生京本。会ったこともない京本の卓越した画力にクラスメイトから比べられ、それが嫌で必死に藤野は努力する。だけど、ある日もう無理だと藤野は筆を折ってしまう。卒業式の日、先生にお願いされ藤野はイヤイヤ京本に卒業証書を渡しに行く。そしたら、まさか、京本は藤野の4コマ漫画の熱烈なファンで、、
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えええええ、最高かよぉ!!!🥺
藤本タツキ先生って鼻につくようなふてぶてしいキャラとかクラスにいたらからかわれそうなタドタドしいキャラ描くの上手くないですか?上手く喋れなくて、一生懸命、思いを藤野に伝えようとする京本の心臓バクバクの心情が、セリフ・表情・吹き出し・構図いろんなところから伝わってきました😵‍💫💓💥この時点で、藤野に抱いていた"なんか鼻につくふてぶてしい奴"っていう第一印象から、強がっているけど芯の強い努力家。案外可愛い。というイメージになっていた😂💘
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中学生・高校生になり2人で漫画を描き少年漫画の連載まで掴んだふたり。でも、京本は藤野の背景専門のアシスタントのような存在ではなく自分で漫画を描きたいと思い、2人は別々の道を歩む事になる。藤野が自室で漫画を描きながら本棚に11巻だけが異常に並んでるシーン。訳がわからんかったけど、みんなの考察では【アニメ化が決まると、最新刊が資料的に関係各所から、送られて来たりして、複数所持したりする】らしい。
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絶対わからんわwでもそれを想像することが好きな人には刺さるんだろうね😵‍💫
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京本が事件に巻き込まれるシーン。藤本先生は"人が死ぬ"前後の、ニュースのテロップのようなそのまま剥き出した文字の残酷さが藤本先生らしくて恐ろしい。何も悪くない人がこんなにも簡単に死んでいく...。直接的な殺害じゃないシーンなのにここまで恐ろしい表現ができる漫画家はなかなかいない気がする。そして、京本は死んだ...と思いきや、え?これは、、どういうこと?藤野の妄想?なんなん?京本の死後、京本の家で悶々としていたということなのかな……。京本の家には大量の藤野の連載漫画と描きかけて送れなかったアンケートハガキ。んーーー、ここも考察ポイントポイントポイントって感じだ😵‍💫最後は殆どセリフなしの情景のみになります。
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最後に藤野が京本の家で思い出すのは幼い頃京本と過ごした尊い日常。そして藤野はまた筆を握りしめるーーーー【完】
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全然【完】って気持ちにならないし、なってる人世界にいないと思った。(知らんけど)
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そもそもルックバックの意味=背中を見る
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ってあるけど、だから藤野や京本の漫画を描く背中を映してるんだろうか?"オアシスの楽曲にルックバックという曲がありその一説も〜"いろんな説があるよね😶
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この長文をみればもうだいぶ自分がこの作品に迷走してることがわかると思うんだけど、最終的な私の考えは
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藤野は京本に出会って、なんとなーくぬるま湯に浸かっていた【自分ってプロの漫画家なれるんじゃない?】って気持ちから挫折を味わって一度は筆を折った。でも、自分が勝てないと思っていた相手は世界で一番の自分のファンだった。筆を折るきっかけも、もう一度漫画を描きたいという原動力も京本から貰ったもの、だから、自分の漫画を描く意味の大部分に京本がいて、京本に自分の漫画を見てもらうことが藤野にとっての漫画を描く意味だったと思ってる。
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だから、藤野は描き続ける。最愛の相棒と離れても、死んでしまっても、漫画を描くことで藤野と京本は繋がっていて・いつでも藤野の記憶の中で京本は永遠になり続けるから。そういうことかなって思います。情景からの考察とかはあんまわかんなかったけど、数年後に急にわかりだして感動したりしそうだなと思いました。【完

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