マイホームヒーロー

朝基まさし山川直輝

3.85

27719

発刊:2017.09.06 〜

既刊24巻

『マイホームヒーロー(1)』巻の書影
『マイホームヒーロー(2)』巻の書影
『マイホームヒーロー(3)』巻の書影
『マイホームヒーロー(4)』巻の書影
『マイホームヒーロー(5)』巻の書影
『マイホームヒーロー(6)』巻の書影
『マイホームヒーロー(7)』巻の書影
『マイホームヒーロー(8)』巻の書影
『マイホームヒーロー(9)』巻の書影
『マイホームヒーロー(10)』巻の書影
『マイホームヒーロー(11)』巻の書影
『マイホームヒーロー(12)』巻の書影
『マイホームヒーロー(13)』巻の書影
『マイホームヒーロー(14)』巻の書影
『マイホームヒーロー(15)』巻の書影
『マイホームヒーロー(16)』巻の書影
『マイホームヒーロー(17)』巻の書影
『マイホームヒーロー(18)』巻の書影
『マイホームヒーロー(19)』巻の書影
『マイホームヒーロー(20)』巻の書影
『マイホームヒーロー(21)』巻の書影
『マイホームヒーロー(22)』巻の書影
『マイホームヒーロー(23)』巻の書影
『マイホームヒーロー(24)』巻の書影
ぱぱるさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.85

700件の評価

4.5

16巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

『サイコメトラーEIJI』『クニミツの政』の朝基まさしが漫画を担当をしているので知っている人は知っている絵の雰囲気だと思います。

一人娘の女子大生:鳥栖零花は一人暮らし、玩具会社でせっせと働くミステリー小説ファンの大人しい父親の哲雄はそんな娘に悪い虫がつかないように何かと理由をつけて会おうとします。
反抗期に入ると娘から哲雄の誕生日プレゼントにはお金を出して買い取るというのが習慣になっているほど歪んだ溺愛をしており、そんな娘は顔を隠してファミレスで面会。
マスクとサングラスを取ると怪我をしており、問いただすと殴られたという事から娘の暮らすマンションの部屋に忍び込んで男がいるのか調べようとするところに半グレの彼氏が部屋に一人で入り込み携帯電話で娘が危険にさらされていることを知り、手にかけてしまう事から物語は動き出します。

自分の家族を守るために父親として、手を染めていく哲雄と、それに巻き込まれる妻の歌仙は遺体を隠すためにミステリーファンとして培った知識を駆使して完全犯罪を目論みますが…という話。
何も知らない零花の無邪気さが序盤のシーンはなんとも言えません。

シリアスな展開と合間に挟まれる独特なコメディシーンなどは朝基作品でお馴染みですが、零花くらいの年頃の娘を持つ父親なら娘を傷物にした男に対する殺意は本当に殺しかねないほどだと思います。
しかもキレ気味の若い男ってなんでかこういう子にちょっかい出すんですよね。
しかも零花の反抗期とはいえ、まだあどけなさの残る様子が裏で起きている血みどろの展開と乖離していてかなりホラーです。

普通のお父さん、でも怒らせたらヤバい…そして彼氏の行方を探す半グレ集団との頭脳戦や激突など日常から非日常への振れ幅に引き込まれます。

中盤からは零花が半グレに巻き込まれた原因となった絶縁状態の歌仙の実家「呉服の鳥栖」の遺産相続争いの正体が明らかになり、ヤバい実家と半グレ、家族を守るために奔走する人たちと復讐に命を賭ける人たちとの激突が展開されます。

名作の気配

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