エリート会社員の父に憧れ、大手企業を目指して就活していた正道(24)。しかし面接に失敗し、投げやりな気持ちで書店員になる。一方、正道の先輩・真希(27)は、少女漫画をこよなく愛するものの、7年付き合った彼氏にフラれ、現実の恋には臆病に。――不器用なふたりが出会ったとき、温かくときめく、素敵な恋の物語がはじまります。(収録作品:「僕は小さな書店員。~倉持真希の場合~」第3話)
就活に失敗し、書店員として働く正道と7年付き合った彼氏に振られたアラサーの真希、ふたりの優しくてあたたかい物語。 正道が真希を好きになる過程をすっ飛ばしており、1巻で付き合う&初夜を迎えるという展開の早さ。さすがにもう少し、付き合うまでの過程をじっくり読みたかったかも。 しかし、登場人物は全体的に好印象!正道はクールかと思いきや、年下の素直な可愛らしさと、稀に見せる男っぽさを持ち合わせた色気のあるボーイ。一方、真希は仕事面に対してはしっかりしているが、恋愛面に関しては初恋のように、ひとつひとつのときめきを噛み締めているところがめちゃくちゃ可愛い。そして、サブキャラの店長も仏のような存在なのが推せる。 不器用なふたりの可愛い恋模様をじっくり堪能したい方におすすめ。
by れとれとさん (961)『僕らは咲きかけの花だった――蕾でもない成花でもない あらゆる隙間にたゆたい生きていた――……』舞台は岐阜県のとある田舎の農業高校。湖永仰(こながあおぐ)は東京の親元から離れ季節外れの転校をしていた。田舎では仰の中性的で美しい容姿が珍しがられ注目されるが、過去の記憶に縛られ上手く人付き合いをすることが出来ない。忘れたい同級生……翔の存在・過保護な母親・棄てたフラワーアレンジメント。それでも新生活に意気込む仰だったが、寮の隣部屋になった黒井(くろい)という生徒は翔に瓜二つで…!? 描き下ろし付きで待望のコミックス化★ 電子配信版限定漫画付き!!※この作品は過去、分冊版が配信されました。重複購入にご注意下さい。