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「ひぐらしのなく頃に」の麻雀ゲーム「ひぐらしの哭く頃に 雀」を元にした作品。 ゲームのコミカライズではなく、タイトルだけ同じにした別ストーリーだそうです。 元となった"雀"は未プレイですが、ひぐらしシリーズはプレイ済みなので読んでみました。 ただ、内容は荒唐無稽で繋がりがよくわからなかったです。 繰り返される世界から抜け出すために、世界の欠片をさまよう古手梨花が、羽入と共にたどり着いた世界の一つという設定となっており、どういったわけか麻雀が社会を生きる上で最重要視されている世界が舞台です。 昨日までは普通の日々を送っていた前原圭一は、突然学校の抜き打ちテストで麻雀の試験を受けさせられ、様子を見るため隣の席の北条沙都子の答案と自身の答案を交換する。 知恵先生に呼び出された圭一と沙都子だったが、連れてこられた秘密空間には雀卓があり、圭一は知恵先生と課外補修として麻雀を打つことになるという展開です。 麻雀がメインの作品ですが、麻雀は舞台装置的な役割しか無く、ルールは知らなくても問題ないです。 東風戦なのか半荘なのか、ハコテンで終了かというルール説明も無く、"あがれば勝ち"となっています。 ストーリーの整合性とかは気にしたら負けな内容です。 突然煮えたぎるマグマ(?)の中で麻雀が行われたり、見えない壁がいきなり現れて敗者が奈落に落ちたり、これまでの麻雀戦ではまったく出てこなかった雛見沢症候群の話が急に出てきて、「いきなり勝たないと死ぬ」みたいな展開となります。 序盤敗退してどこかに落とされた富田くんや岡村くんはどうなってしまったのか、そもそもこの空間は一体どこなのか、最後も梨花と羽入が悪役っぽい笑みを浮かべて終了となります。ループのしすぎておかしくなってしまったのか。 ちなみに、"雀"を元にしたマンガは2種類あり、本作はコンプエース版、もう一方は近代麻雀で連載されていたので、未読ですが、ちゃんとした麻雀雑誌な分、近代麻雀版の方が期待できそうな気がします。 ただ、最初から最後まで沙都子がヒロイン扱いなのは良かった。 ピンチの圭一のためにがんばるいじらしい沙都子の姿は素晴らしいと思いました。

by うにたべたい (528)

新たなる惨劇の幕が、あがる――。 山間の集落・雛見沢村へ越してきた前原圭一。村での賑やかな日々を大切に思っていたが…。 隠されていた連続怪死事件。不自然な態度の仲間達。そして、惨劇は繰り返す。 ――昭和58年の夏が、またやってくる。

『今日のひぐらしさん』の書影

今日のひぐらしさん

3.00

179

発刊: 2014.04.17 ~

既刊1巻

独身OLの日暮夕子(ひぐらし・ゆうこ)。彼女は、とつぜん親友と文通を始めたり、イングリッシュデートを提案したり、自分のミドルネームを考えたり、「夜中に爪を切ると親の死に目にあえない」について考察したり…。どこにでもいそうなようで、ちょっぴり風変わりなアラサー女子。彼氏が欲しい!と言いながらも一番好きなのは親友のカナたんという彼女のなんだかんだ言いつつおひとりさまライフを楽しんでいる様子は、同世代女性の共感を呼ぶこと請け合い!ちょっと現実に疲れた時も、ひぐらしさんの言動に笑えてまいっかと思えてしまう、そんな癒しもある、ゆる系日常ギャグコミックです。

ニンテンドーDSのゲーム「ひぐらしのなく頃に絆」の第一巻に収録されている「染写し編」を元に再構成したコミカライズ作品。 ベースは「鬼曝し編」ですが、設定がいろいろ異なっていて、何よりもラストがバッドエンドで終了しません。 救いのない「鬼曝し編」を救済した内容で、本作のみでも楽しめますが、個人的には「鬼曝し編」で先にバッドエンドルートを読んでおくのをおすすめします。 なお、「鬼曝し編」のコミカライズは鬼頭えん氏ですが、本作は日向ののか氏が作画担当をしています。 丸っこくてかわいらしい、ロリっぽい感じの作風ですが、疑心暗鬼に堕ちていく様は他のひぐらしコミカライズに引けを取らないほど上手です。 鬼頭えん氏作画ではない夏美ちゃんには最初違和感を感じましたが、読み進めるうちに慣れますね。 「鬼曝し編」同様、雛見沢村の村長「公由喜一郎」の親族「公由夏美」が主人公です。 興宮から都会に引っ越してきて、新しい学校にもなじみましたが、おやしろ様を信奉する祖母、口うるさい母、頼りない父にうんざりしています。 「鬼曝し編」では、祖母が異常行動をして、家族が狂気に犯されていきますが、本作は夏美の内面の描写が主で、自分の中の邪悪な感情が制御できなくなる様が描かれます。 その果てが「鬼曝し編」なので、「鬼曝し編」ありきの作品なのかもしれないです。 また、本作では大石と赤坂とは違い、「南井巴」という女性刑事が夏美に近づきます。 巴がもう一人の主人公として描かれていて、大事な妹の幸せや、猪突猛進な刑事としての活動の描写に比重が置かれている感じがしました。 ちなみに巴の両親は開始時点で死亡していますが、殺した犯人は謎のまま終了となります。 ゲーム版では明かされているそうですが、作中夏美が飲んでいた薬の正体なども不明のままで説明不足な感じがあります。 "ひぐらしのなく頃に"の他作品を知っていたら補完できる部分もあるため、ある程度、予習が必要と思います。 面白いのですが、前提知識ありきな作品になっているところがあるので、とっつきにくいところがあるかもしれないです。 一方で、あらかた読んできた方は、過去作とのつながりを含めて楽しめると思います。

by うにたべたい (528)
『ひぐらしのなく頃に 語咄し編』の書影

ひぐらしのなく頃に 語咄し編

3.48

101

発刊: 2007.11.22 ~

既刊7巻

スクウェア・エニックス刊小説「ひぐらしのなく頃に 語咄し編」が待望のコミックス化! さまざまに彩られた雛見沢の物語が、今開花す。

『ひぐらしのなく頃にわんだふる』の書影

ひぐらしのなく頃にわんだふる

3.00

45

発刊: 2011.07.26 ~

既刊1巻

作者名一覧:ハノカゲ 凪妖女 新久保だいすけ ケラトン ほりやゆ にゃん味噌 ico 由河朝巳 あづま笙子 まゆなゆうま 八十八騎 剛田ナギ ひびき澪 内村かなめ 他

『ひぐらしのなく頃に煌』の書影

ひぐらしのなく頃に煌

3.00

41

発刊: 2011.09.27 ~

既刊1巻

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