ひぐらしの哭く頃に雀

云熊まく綾見ちは

3.00

281

発刊:2010.03.26 〜

既刊1巻

『ひぐらしの哭く頃に雀(1)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.00

2件の評価

2.9

1巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」の麻雀ゲーム「ひぐらしの哭く頃に 雀」を元にした作品。
ゲームのコミカライズではなく、タイトルだけ同じにした別ストーリーだそうです。

元となった"雀"は未プレイですが、ひぐらしシリーズはプレイ済みなので読んでみました。
ただ、内容は荒唐無稽で繋がりがよくわからなかったです。
繰り返される世界から抜け出すために、世界の欠片をさまよう古手梨花が、羽入と共にたどり着いた世界の一つという設定となっており、どういったわけか麻雀が社会を生きる上で最重要視されている世界が舞台です。
昨日までは普通の日々を送っていた前原圭一は、突然学校の抜き打ちテストで麻雀の試験を受けさせられ、様子を見るため隣の席の北条沙都子の答案と自身の答案を交換する。
知恵先生に呼び出された圭一と沙都子だったが、連れてこられた秘密空間には雀卓があり、圭一は知恵先生と課外補修として麻雀を打つことになるという展開です。
麻雀がメインの作品ですが、麻雀は舞台装置的な役割しか無く、ルールは知らなくても問題ないです。
東風戦なのか半荘なのか、ハコテンで終了かというルール説明も無く、"あがれば勝ち"となっています。

ストーリーの整合性とかは気にしたら負けな内容です。
突然煮えたぎるマグマ(?)の中で麻雀が行われたり、見えない壁がいきなり現れて敗者が奈落に落ちたり、これまでの麻雀戦ではまったく出てこなかった雛見沢症候群の話が急に出てきて、「いきなり勝たないと死ぬ」みたいな展開となります。
序盤敗退してどこかに落とされた富田くんや岡村くんはどうなってしまったのか、そもそもこの空間は一体どこなのか、最後も梨花と羽入が悪役っぽい笑みを浮かべて終了となります。ループのしすぎておかしくなってしまったのか。

ちなみに、"雀"を元にしたマンガは2種類あり、本作はコンプエース版、もう一方は近代麻雀で連載されていたので、未読ですが、ちゃんとした麻雀雑誌な分、近代麻雀版の方が期待できそうな気がします。
ただ、最初から最後まで沙都子がヒロイン扱いなのは良かった。
ピンチの圭一のためにがんばるいじらしい沙都子の姿は素晴らしいと思いました。

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