▼第1話/誇りの墓標 ▼第2話/暗黒の魔女 ▼第3話/振動(フラッター)100 ▼第4話/界雷防御線第13号 ▼第5話/碧血の旗 ▼第6話/冥界からの手紙 ▼第7話/真空流体 ▼第8話/錆の海の旅人 ●あらすじ/終戦直前、浮かぶだけで動かない城と化した空母。そこに残された艦載機は2機。そのうちの1機を指し「これには俺が乗る」と島田大尉。残る1機の搭乗者は決まっていなかった。オイル漏れのひどいその飛行機を嫌がる仲間に、田川一飛曹は「俺は飛べればなんでもいい」ともらす。深夜、飛行機から照準器をはずした島田は田川を連れ、それを死んでいった同期生の残したプロペラの隣に埋める。これは誇りを埋めた墓、島田は田川に向かって「おまえには埋めた誇りを見届ける義務がある」と言うのだった。そして翌日、敵襲が現れ出撃する2人。だが、田川の飛行機は故障で満足に飛べず、島田はただ一人戦場に散る(第1話) ●本巻の特徴/ビッグコミックオリジナル増刊号に掲載の作品を中心に、第2次大戦中の飛行機にとり憑かれた男たちの生きざまを描く。「ザ・コクピット」「ケースハード」と続く、巨匠・松本零士のライフワーク「コクピット」シリーズ最新作。
主な登場人物/花咲純(湘南に住む平凡な高校2年生。最近サーフィンを始めた)、我勢俊一(サーフィンの元全日本チャンピオン。15年ぶりに地元・湘南に帰ってきた。良子のことが好き)、神代寺良子(女優業を引退し、地元に帰ってきた。我勢の幼なじみ) ●あらすじ/どこにでもいるようなごく平凡な高校生・花咲純にも、初めて彼女が出来そうな雰囲気。最近ではサーフィンもはじめ、青春真っ盛り前途揚々… のはずなのだが、肝心の彼女・美香にもう5日も連絡が取れず少々落ち込んでいる。そんな折り、何者かが街の交番に車で体当たり! 思わず純も駆けつけるのだが、その途中、美香が見知らぬ男の車に乗っているのを発見。必死であとを追う純が目撃したものは…