1992年。当時10歳だった魂輝は、父・白虎と共に、アイドル・森高みくのコンサート会場に来ていた。魂輝の誕生プレゼントに、みくのパンツをやるという白虎はステージに上り、言葉巧みに、みくにパンツを脱がせてしまう…。それから8年。高3になった魂輝は、思いを寄せるユキに「二人でジョンとヨーコになろう」と告白。だが、いとも簡単にふられてしまった。落ち込んだ魂輝は、生前に父が残した机の鍵のことを思い出す。その鍵で父の引き出しを開けてみると、そこに入っていたのは「甘露(アマリタ)教典」と題された一冊の書。父が人生をかけて書き上げた、ジゴロのテキストだった。
アイドルオタクの高校生・芥川魂輝は、ジョンとヨーコのような真実の愛を夢見る高校生だが、その寒い妄想を想い人に伝えたところ歯牙にも掛けられず玉砕してしまう。 失意の底に落ちた魂輝は、伝説のジゴロだった父・芥川白虎の残した「甘露教典」と題された書を手にする。それは父がその全てをかけて書き上げた、ジゴロのテキストだった。 女性の経験が皆無の魂輝は聖典を手にしても実践ができない、そんな彼の前に白虎の一番弟子だった「教授」と名乗る男が現れる。 教授の力を借りてサイトを立ち上げ、いつの日か、押しのトップアイドル・シスターXの朝水灯を落とすため、魂輝は謎の愛の救世主「NG」としてインターネットに溢れる女性たちの心の苦しみを救い出す、というストーリー。 設定がすごくうまいと感じました。 どんなに取り繕っても本当は苦しんでいる。今の人間はどうしようもなく弱っている。 家族にも友達にも明かせない悩みも、この闇の向こうならすべてさらけ出すことができる。 父から受け継いだ甘言を元に、絶望の淵に追い込まれた女性たちを救ってゆく「君はそのままでいい、そのままでいいんだ」と。 それは皮肉にもジョンの唱えた言葉「Let it be」と同じ言葉ですが、「Let it be」だけですべてが解決するわけではなく、本書は現実と向き合い戦わなければいけないことを伝えてくれる内容になっています。 愛だけで腹は膨れないわけで。 相変わらずピュアなオタクの心をえぐる題材ですが、エグさはBバージンよりはマイルドかと思います。 何よりもNGのかっこよさを楽しむ作品でした。 なお、本書のように、インターネッツに溢れた女性のSOSへ言葉巧みに近づいて、悪行をなさんとす不貞な輩は実在するので、淑女諸氏はご留意いただきたいなと願います。
by うにたべたい (585)ある夜、ひとりの少年が1本のペンを手に、少年院から脱走した。その男の名は水代元。2年前のある忌わしい事件の犯人として捕まり、少年院に収容されていたのだ。元は、幼い頃から絵を描くのが好きで、人の心の中に浮かんでいることを絵にできる不思議な少年であった…。数えきれないほどの不幸を背負いながらも、全身全霊で真実の愛を貫き通す男・ドンが見せる、切ないほどたくましい青春像!!
男女混合の“はちみつ寮”で暮らすことになった寧々(ねね)。寮生たちはヘンな人ばかりだけど、隣の部屋は憧れの男の子・光(ひかる)くん!はちみつ色の髪をした女装がシュミの男の子なの。2人の部屋はカラクリ扉でつながってて…!?甘蜜学園高校に入学間近の寧々は、街で助けてくれた男の子と再会するのが夢。念願かなって再会してみたら、なんと彼・光も甘蜜学園の新入生。2人は男女共同の“はちみつ寮”に入ることになります。これから2人一つ屋根の下!?と思うとちょっぴりトキメく寧々だけど、寮生はヘンな人ばかりで…!?
桜3月、岸本かすみ15歳。4月から明条高校の1年生だ。親元を離れ、叔母の千草さんちで自由で楽しい下宿生活。さあ、3年間の青春ドラマの始まりだ。ところが下宿人はかすみだけじゃなかった。女好きの2枚目・伸、気のいい大食漢の高志、地味なガリ勉・誠、そしてモノに動じぬマイペース男の勇作……以上4人の男と同居するはめに!!あだち充の青春学園グラフティー。
3.08
15
発刊: ~
通常版・他2作品
新刊通知
a3.16
15
発刊: ~
完結・全7巻
新刊通知
a花も咲かない男子校に通う高校生の八神裕司くん。一見フツーに見えるけど、じつは彼、マザコンなのだ。それというのも、彼の母親・八神野美さんが、メチャクチャ若く見え、とってもかわいいからなんだ。ティーンエイジャーにしか見えない母親を持つ、八神裕司の苦悩を描く青春コメディー!!
大人気最強妖怪アクション『うしおととら』番外編。うしおの父・紫暮と母・須磨子の物語、雷の大妖・とらがうしおと出会うまで等の珠玉集!!
3.10
15
発刊: 2006.08.04 ~
完結・全5巻
新刊通知
aいっぱいいっぱいです! 何が?ってもう…とにかくいっぱいいっぱいなんです。オッパイ? いや……。隣のクラスの女の子にドキドキしてるヒマがあるんなら読んでみて!! 同じくらいドキ×2するギャグ満載だから!!! 【同時収録】モグリ陰陽師SAYMAY!Vol.1―モグリ陰陽師 晴明登場の巻―/HIP☆HOP☆POP/若葉マーク
週刊少年ジャンプで掲載されていたギャグ漫画。 基本的に四コマ漫画形式になっていて、超個性的で変態的なキャラクターたちの、キレの悪いおバカな日常を描いた内容です。 キャラクターたちは、メゾン・ド・ペンギンというペンギンが管理人を務めるマンションに住んでいるという設定です。 ただし、同じマンションに住んでいるということについて、それを生かしたような話はほぼなく、私自身、先ほどWikipediaを読むまでその設定を忘れていました。 作者は、後に『いぬまるだしっ』で二塁打ほどのヒットを飛ばし、アイドルとの結婚まで果たした大石浩二氏。 いぬまるだしっでは、常に丸出しの園児、いぬまるくんがキレッキレのダンスを繰り出すシュールギャグですが、本作は比較するととてもヌルいです。 全5巻の内、1巻から4巻は妙に薄いのに、繰り返される天丼ギャグと安易な下ネタ、そして微妙なエロで、一巻の半分くらいでお腹いっぱいになります。 微妙なエロでうっかり興奮してしまったのはシークレットですね。 大石浩二の初連載作品ということもあって、絵は安定しておらず、ギャグも落ちがないままシュールに終わることも少なくないです。 内輪ネタも多く、大石浩二の近況報告のようになっているとこも感じました。 一方で、そういうことが違和感なく作品内でできる、非情に自由なマンガだと思います。 作中に続きが表示される、本当に読み取り可能なQRコードを乗せたり、作中に登場するブログが、過去大石浩二でやっていた本当にあるものだったり、今に通じる革新的な取り組みも行われています。 後期にはキャラクターランキングを行い、低ランク者はリストラするという大胆な企画もやっていました。 また、登場キャラクターは、今出すと結構際どいキャラも多く、常にブリーフ姿で鼻水を垂らしているバカ彦くんや、少年誌ギリギリアウトの発言が飛び出すエロ委員長やいとり先生なんかは、今のジャンプでは結構難しい気がします。 そのあたり、いぬまるだしっでたまこ先生も嘆いたのですが、表現が制限されると描きづらくなり文化が衰退する一端となりうりますね。 ただ、おもしろいかは別問題だと思います。 本作は面白かったかというと、ぶっちゃけたところ真顔で読めるギャグ漫画でした。
by うにたべたい (585)