高屋奈月さんの作品の書影

高屋奈月

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作品数:13

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635

3.6

4巻まで読みました

あらやだ、はじめくん。夾くんにそっくり♡

フルーツバスケットanother

レビュー(67)件

完結・全4巻

3.0

4巻まで読みました

擂文ですね。

翼を持つ者

レビュー(14)件

完結・全4巻

4.0

23巻まで読みました

はとり。

1巻無料

フルーツバスケット

レビュー(415)件

完結・全23巻

4.2

11巻まで読みました

『フルーツバスケット』の高屋奈月作品。
ファンタジーではなく、一般的な高校生男女の物語となっています。

主人公は、星空鑑賞同好会に所属している「椎名サクヤ」。
星を眺めるのが好きで、星々は歌っていることを感じ取ることができる女子高生です。
彼女は、従兄である「宮古奏」と同居していますが、奏は定職についておらず、サクヤのアルバイト代で生活をしています。
サクヤの誕生日の日に、サクヤが自宅に帰宅すると、奏は知らない青年と一緒にサクヤを祝ってくれました。
彼の名前は「葵千広」というが、奏も彼の正体を知らず、奏の勘違いから一緒にいたことが後に発覚すします。
千広が気になっていたサクヤは、同じ高校に千広がいたことに気づきます。
だが、星について語るサクヤに、千広は「嫌い」だと言い放つ。

その一言でサクヤは、千広が好きだったということに気づき、以降、基本的にはサクヤと千広が中心で物語が展開します。
フルバも家庭環境が複雑だったり、主人公の透からして最愛の母を亡くして、家がない状態でストーリー開始でしたが、本作はそれ以上に凄惨な生い立ち、家庭環境が描かれます。
虐待やいじめ、いじめの報復、果ては自殺を決意するような展開があるため、心にトラウマがある方は注意が必要な作品だと思います。

また、キャラの描き分けがいまいちで、時々誰が誰だかわからなくなることがありました。
女性キャラは少ないのでまだいいのですが、千広と奏、同級生「村上優里」の兄・優人、サクヤの担任の「久谷静」あたりが結構混ざります。
さらにストーリーが進むにつれてタッチが結構変わってきて、序盤は結構丸くて可愛らしい感じだったのですが、後半は主人公で女の子のはずのサクヤもシーンによっては同じ顔みたいになってくるのが残念でした。

ただ、全体的にはまとまっていて読みやすく、テンポの良い作品だと思います。
大変な過去を持って今ここでであった二人が、それでも曲がらないで、精一杯やった上で結末に至るまでのドラマは秀逸です。
ラストは賛否がでそうですが、最終回ちょい前の展開にがっかりしつつも、個人的にはそうであって欲しかった終わり方になっていて、とてもよかったと思いました。

星は歌う

レビュー(41)件

完結・全11巻

3.3

5巻まで読みました

『フルーツバスケット』の高屋奈月がフルバの前に描いていた作品。
近未来SFファンタジーで、大きな戦争により廃退した地球が舞台です。

主人公は孤児院育ちの名字のない少女「寿」。
彼女は盗賊なのですが、一方で、荒みきった世界において諦めを宿さない真っ直ぐな瞳を持つ少女です。
彼女にベタぼれをしている「擂文・シラギ」がもうひとりの主人公で、元々は寿を追い詰める側のエリート軍人でしたが、軍を脱退し寿と旅に出ることを決めます。
その世界には人々の願いを叶える"翼"というものがあり、それを見つけ出すのが、二人の旅の目的です。

行く先々でいろんな人と出会い、擂文の過去や翼の正体が明かされてゆく展開です。
ほんわかした女子高生が主人公のフルバと違い、アクションシーンが多いです。
まだ初期ということもあってか、線が細くテンポよく進むフルバと違って、本作はちょっと読みにくさを感じました。
乱闘や爆破により建物が崩れ、混乱の中で重要な話が明かされることが多いのですが、誰がどうなったかがわかりづらく、結局どう進んだのかが読み取りにくいところがあります。
旅先でトラブルが発生し、解決をみて次の場所へ移動するため、数話ほどで話の区切りがあるのですが、各話結構話がややこしく、正直わからないまま次へ進んでしまったところもあります。
キャラクターの書き分けもいまいちなので、恋愛モノのノリで次々読みすすめるとあっという間にわからなくなります。
アクション多めですが、じっくり少しずつ読む必要があります。

ただ、個人的には、本作のメインは寿と擂文がなんだかんだラブラブするところだと思っているので、そういう意味ではとても楽しめました。
また、特に終盤はフルバの高屋奈月らしい、独りよがりな愛により大きな愛で包み込むようなメッセージ性が伝わってきて、高屋奈月ワールドが好みの人にはおすすめできる作品です。

翼を持つ者

レビュー(13)件

既刊5巻

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